
メルセデスF1の次期チーム代表と目されていたジェローム・ダンブロジオが、今季限りでメルセデスを離れ、来季フェラーリに加入する予定であることがmotorsport.comの取材で分かった。
元F1ドライバーのダンブロジオは、ヴェンチュリのフォーミュラEチームの代表を務めた後、ドライバー開発ディレクターとして2023年にメルセデスに加わった。それ以降、ダンブロジオはメルセデスの若手ドライバープログラムを担当し、トト・ウルフの後任として将来同チームの代表を務める候補のひとりであると考えられてきた。これについては、現代表のウルフも認める発言を過去にしている。
しかし情報筋によれば、ダンブロジオは今季限りでメルセデスとの契約が満了となり、それを契機にチームを離れ、フェラーリに移籍するという。フェラーリでは、若手ドライバー育成プログラムであるフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)の運営を担うという。
現在FDAは、ジョック・クレアの指揮下にある。しかしクレアはF1チームの仕事も担っており、ダンブロジオが加入することになればその負担が軽減されることになるだろう。
この移籍が実現すれば、ダンブロジオは今年はじめにフェラーリへの移籍を発表したルイス・ハミルトンと同時に、マラネロでの仕事を始めることになるだろう。
ダンブロジオの移籍は、ハミルトンの移籍とは直接関係はないようだ。しかしながらハミルトンにとっては、移籍先でも知った顔と共に仕事ができるということは、環境に慣れる上で非常に有益なこととなろう。
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