
レッドブルのセルジオ・ペレスは、F1開幕戦バーレーンGPをチームメイトのマックス・フェルスタッペンから22.4秒遅れの2位で終えたが、レッドブルは高く評価しているようだ。
ペレスは、フェラーリ勢やジョージ・ラッセル(メルセデス)の後ろ、5番グリッドからレースをスタートした。しかし、そういったライバルたちを攻略。今年のマシンRB20にうまく適応している様子を見せた。
ペレスは今季、2025年のシートを勝ち取るためにレッドブル上層部にアピールする必要があるが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ペレスがフェルスタッペンに”破壊”されなかったことに胸をなでおろしているようだ。
ペレスのペースはチームが望んでいたものだったかとmotorsport.comが尋ねると、マルコは次のように答えた。
「そうだね、彼にとってはとてもいいレースだった。しばらくの間、メルセデスとフェラーリの後塵を拝していたことを忘れないでほしい。しかし前が開けると、競争力のあるラップタイムを見せた」
「でも、彼にはマックスというチームメイトがいる。だから、マックスに壊されなかったことがすでに大きな成果だ」
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーもまた、バーレーンでのペレスのパフォーマンスはチームがペレスに望んでいたものだと語った。
レース後、ペレスが契約延長のチャンスを得るための最低目標はあるかと尋ねられたホーナーは、次のように答えた。
「決まった基準はない。彼はそのシートを得るために十分な結果を残さなければならない。今回のような日々こそ、彼に望んでいたものだ」
ペレスは、レッドブルが今シーズンに向けて行なったコンセプトの変更は、彼にとっても実りあるものだと感じている。
「コンセプト変更は間違いなくリスクがあるものだけど、すべてが機能している」
そうペレスは語った。
「マシンのバランスは昨年とよく似ているけど、すべての面で良くなっている」
「でも、みんながそうであるように、僕たちもまだ新しいマシンを学んでいるところなんだ。だから、まったく異なるサーキットに持ち込むことで、多くのことを学ぶことができると思う。この進歩を続けて、ライバルたちよりも強いマシンを開発できることを願っている」