
F1バーレーンGPのフリー走行3回目が行なわれ、フェラーリのカルロス・サインツJr.がトップタイムを記録した。
2024年のF1開幕戦バーレーンGPの予選前最後の走行セッションとなったFP3。セッション序盤はほとんどのマシンがソフトタイヤを履く中、レッドブルの2台は敢えてハードタイヤを選択して、周回を重ねた。
レッドブルは初日FP2のロングランで、ソフトタイヤで驚異的なペースで走ったため、決勝に向けてハードタイヤ2セットを温存する必要はないと判断したと考えられる。
そんな中前半でタイムシートのトップに立ったのは、アストンマーティンのフェルナンド・アロンソで1分31秒582。これにジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が続き、セッション折り返しを迎えた。
そんな中1セット目のソフトタイヤで2アタックを行なった角田裕毅(RB)は、4番手タイムを記録してみせ、一旦ピットイン。タイヤを変えずにすぐにコースに戻ったが、1周回ったのみですぐに再びピットへと入った。
残り時間が20分を切ると、各車がタイヤを履き替えて予選前の仕上げ。ソフトタイヤを履いたセルジオ・ペレス(レッドブル)が1分31秒248を記録してトップタイムを塗り替えると、そのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンも1分31秒062を記録して首位に立った。
ただこれを上回ったのはアロンソで、1分30秒965。ただセッション最終盤、他とはアタックのタイミングを遅らせたフェラーリ勢がハイペースで飛ばし、カルロス・サインツJr.が1分30秒824で首位となり、セッション終了となった。
結局上位はサインツJr.、アロンソ、フェルスタッペンの順。もう1台のフェラーリであるルクレールが4番手となった。角田は結局13番手でFP3を終えた。