
カタールで行なわれたMotoGPプレシーズンテストは、両日ともフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がトップタイムをマークし、仕上がりの良さを見せつけた。
テスト2日目にバニャイヤはラップレコードを上回る1分50秒952をマーク。彼の顔にも笑みが浮かんでいた。
しかしバニャイヤは、テストでの強さはレースウイークエンドにはあまり意味をなさないと慎重な姿勢を見せた。
「タイムアタックではいつものようにプッシュしたけど、ソフトタイヤを使ったのは初めてだったんだ」
そうバニャイヤは語った。
「だからこのラップタイムをどれだけ改善できるかは分からない。でもスプリントシミュレーションをするためにソフトタイヤで周回を重ねることは重要だった」
「タイムアタックは1回だけで十分だった。今のフィーリングは信じられないくらいだ。2023年のバイクよりも24年型のほうがすべての面で優れていると思う」
「(2024年型は)2022年型と2023年型の良いところがミックスされているんだ。現時点で、それが完璧に機能している」
「でも、レースウイークエンドですべてが変わる可能性があることはよく分かっている。今はポジティブなフィーリングだし、2024年型に乗っているエネア(バスティアニーニ/ドゥカティ)とマルティン(ホルヘ・マルティン/プラマック)も速そうだ」
バニャイヤは、来月カタールで開催されるシーズン開幕戦に向けて、バイクの方向性を最終決定することができたという。
「僕たちはシーズンをどうスタートするべきか、すべてを決めることができた。ラップタイムよりも、そのフィーリングに満足しているんだ。マシンのフィーリングが良くなれば、ラップタイムが上がってくるのは普通のことなんだ」
「マレーシアでのテストも含めて、計5日間のコンディションは完璧だった」
「15日後のレースでわかるだろうけど、今はとてもハッピーだよ」
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