
TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジェは、ラリー・モンテカルロ通算10勝目を目指したが、最終的に16.1秒差でヒョンデのティエリー・ヌービルに敗れた。
2位でフィニッシュしたオジェは、ラリー・モンテカルロ15回目の出場で13回目の表彰台獲得。6ステージで勝利し、キャリア通算ステージ700勝も達成した。
しかし彼はラリー中、涙を流しそうになった瞬間があったという。ラリーを終えたオジェは、イベント前に自身のモータースポーツキャリア初期の恩人を亡くしていたと明かしたのだ。
「まずはティエリーとの素晴らしいバトルがあった。彼はよくやったし、今週末は本当に速かった」
「僕にとっては、感情的にジェットコースターのようだった。金曜日は特に苦しかったよ」
「僕のモータースポーツでのキャリアをスタートさせてくれて、最初のカートを買ってくれた大切な人に月曜日に別れを告げるのは辛かった。こういうことにいいタイミングというのはないものだが、あまりにも突然だった」
WRCで最も過酷なラリーのひとつであり、個人的な困難にも直面したオジェは、そんな状況での自分の走りに誇りを持っていると語った。
「ベストを尽くしたし、自分にとっても楽な週末というわけではなかった。自分の感情と仕事をできる限り管理するために全力を尽くすことができたと思う」
「僕は今満足しているし、本当に疲れたよ。今は家族と一緒に過ごし、すべてを処理する時間だ」
「誇りに思えるよ。週末を通して、決して諦めなかった。スタートポジションや僕の感情など、いろいろな理由で最初は難しかったけど、それでもラリーの最後まで、多少なりとも戦いに残ることができた」
「チームにとっても強力な週末であり、多くのポイントを獲得できた。ハッピーだよ」
「このラリーをスタートするかどうか真剣に考えた。チームとの約束もあるし、プロフェッショナルであり続けなければならない。この一戦は厳しいものだった」
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