
ホルヘ・マルティン(プラマック)は2024年シーズンから、マルク・マルケスがドゥカティ陣営に加わることは、自分の力を証明する良いチャンスでもあると話した。
6度のMotoGP最高峰クラスチャンピオンであるマルケスは、2023年限りでホンダを離脱。2024年はグレシーニへと移籍し、ドゥカティ・デスモセディチGP23を走らせる事になった。
現在最も優れたマシンと見なされているデスモセディチGPとマルケスの組み合わせは注目を集めており、11月末に行なわれたテスト後には2024年のタイトル候補だという声もあがるなど、注目はさらに大きなものとなった。
2023年はドゥカティファクトリーのフランチェスコ・バニャイヤとタイトル争いを繰り広げ、2位となったマルティン。しかし、マルケスのドゥカティ入りにより、来シーズンはバニャイヤだけをライバルと考えればいい状況ではなくなる可能性がある。
ドゥカティ陣営のライダーにとってはマルケス加入が“悪いニュース”とすら言われている。しかしマルティンは史上最高のライダーのひとりに数えられるマルケスを相手取ることで、自分の力を証明する良いチャンスだとやる気になっているようだった。
「2024年の目標は、最終戦バレンシアGPに14ポイント差でたどり着くようなことじゃなくて、”楽しむ”ことのできる十分なマージンを持ってたどり着くことだ」
マルティンはDAZNで自身をテーマとして制作されたドキュメンタリーのプレミア試写会の場で、そう語った。
「とても長いシーズンになってくると思うけど、ミスをしちゃいけない。そして、マルクがドゥカティに入ることが刺激になることは明らかだ」
「とても楽しみだ。僕にしてみれば、とても良いチャンスだと思えるからね。だって歴史上でもベストライダーのひとり、もしくは最高のライダーかもしれない男と戦う機会が得られるんだ」
「もし僕が彼を倒すことができたら、僕は自分のことを史上最高のライダーのひとりだと思えるだろう」
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