
トヨタでダカールラリーを連覇したナッサー・アル-アティヤ。2024年はプロドライブからダカールラリーに挑むことがすでに発表されていたが、さらに2025年からダカールラリーに参戦するダチアのラインアップに加わることが決まった。
ルーマニアのメーカーであり、現在はルノーグループ傘下にあるダチア。2013年から2018年までダカールラリーに参戦していたが、トップ10フィニッシュは果たせなかった。
しかしダチアは2024年の”テスト段階”を経て、2025年からワークス体制でダカールに参戦する計画を立てている。
ダチアのラリークロスマシンを開発するのは、イギリスのプロドライブであり、アル-アティヤがダチアのラインアップに加わるのは自然な流れと言える。
2021年からプロドライブでダカールラリーを戦っているセバスチャン・ローブや、スペインの女性ラリードライバーであるクリスティーナ・グティエレスもダチアのラインアップに名を連ねている。
アル-アティヤは、ダチアのマシン開発を進め、2025年のダカールデビューに向けて準備を整えていくことになる。
いくらマシンがプロドライブ製とはいえ、ダチアでダカールラリーを走った経験がないアル-アティヤだが、初出場の2025年からから優勝を狙うと語った。
「ダチアの一員になれて、本当に嬉しい」
「本当に良いチームだし、強くなると思う。1年目から勝利を狙えるはずだ」
「夢のようなチームだ。セバスチャン・ローブとクリスティーナのことは尊敬している。両ドライバーともいい関係だ」
「僕たちは本当に強く、この美しいブランドであるダチアと共に、勝利することが目標だ」
なお2024年のダカールラリーは、1月5日にスタート。総走行距離は7891kmで、そのうち4727kmがタイム計測の対象となる。
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