12月8日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ合同／ルーキーテストの3日目が行なわれた。この日はルーキー限定の走行枠となっており、12名が走行した。
例年以上に外国人ドライバーやサプライズ枠が多く、賑わいを見せているスーパーフォーミュラ”シーズン終了後”の鈴鹿テスト。3日目は既に初日、2日目に走行している岩佐歩夢（TEAM MUGEN）、木村偉織（B-Max Racing Team）、Juju（TGM Grand Prix）、ラスムス・リンド（TGM Grand Prix）、イゴール・オオムラ・フラガ（TCS NAKAJIMA RACING）の5名に加え、新たに7人のルーキードライバーが名を連ねた。
3日目からの参加となるのは、高星明誠（KONDO RACING）、名取鉄平（KONDO RACING）、オリバー・ラスムッセン（ITOCHU ENEX TEAM IMPUL）、ベン・バーニコート（VANTELIN TEAM TOM’S）、デビッド・ヴィダーレス（VANTELIN TEAM TOM’S）、ノラン・シーゲル（B-Max Racing Team）、大草りき（TCS NAKAJIMA RACING）。彼らのほとんどが来季のレギュラーシートに直結するようなテスト機会ではないようだが、この経験をスーパーGTに活かしたい者など、その思惑は様々であった。
9時30分から1時間半行なわれた午前のセッションで速さを見せたのは岩佐。開始から10分、大草が2コーナー立ち上がりでクラッシュして赤旗が出される場面があったが、岩佐は再開後に1分36秒721をマークしてトップに。3〜4周でピットに戻るショートランを繰り返しながら、ベストタイムを次々更新していった。
最終的に岩佐は1分36秒387までタイムを上げて午前のセッションは終了。2番手はフラガ、3番手は木村で、この日初めて乗り込むドライバーの中ではラスムッセンの4番手が最上位となった。
午後のセッションは13時にスタート。当初は野尻智紀の1号車に乗るプランを組んでいた岩佐だったが、2日目にクラッシュしてプログラムがやや遅れた影響もあり、2日目までと同様15号車での走行を続けた。
午後セッションの岩佐はロングランに徹しており、タイムシートの上位に来ることはなかった。赤旗も出ずに淡々と進んだこのセッションでトップに立ったのはバーニコートで、ベストタイムは1分37秒482だった。2番手はフラガ、3番手は大草だった。
