
東京ビッグサイトにて開催されてきたジャパンモビリティショー(旧東京モーターショー)。最終日となる11月5日(日)には、展示場横の屋外デモラン会場で2週間後に迫る世界ラリー選手権(WRC)ラリージャパンに向けた特別イベントが実施された。
会場ではWRCを戦うGRヤリスRally 1に並んで全日本ラリー選手権のスバルWRX STIなどが登場したが、そのWRXのステアリングを握ったのは”モリゾウ”ことトヨタ会長の豊田章男だった。
自他ともに認めるラリーファンの豊田会長。WRXを走らせる予定はなかったものの「驚かせるのは楽しいですね!」としてデモ走行を急遽行なった。
ただ、豊田会長としてはこれがWRX初ドライブ。マシンの持ち主である新井敏弘やメインメカニックは多少の心配をしていたものの、走り出してからはすぐに問題ないと安心して見ることができたという。
豊田会長と言えば、以前ホンダの新型ヴェゼルをドライブする様子がソーシャルメディア上で話題となった。その時はトヨタの公式X(旧Twitter)に「#CMに使っていいよ」とハッシュダグが付けられており、今回のWRXでの走行に関しても「スバルさんもご検討いただいて」と冗談を飛ばした。
かねてより、スバルのWRC参戦を期待しているコメントをしてきた豊田会長。このデモランでファンを楽しませると同時に、スバルに向けて熱烈なアピールをしたと言っていいだろう。
そしてイベントの最後に豊田会長はスバルのウェアに身を包んで、新井と共にWRXに乗って写真撮影を行なった。
なお、このデモ走行では日本人ドライバーとして唯一WRC最高峰クラスに参戦している勝田貴元や、その父にして全日本ラリー選手権に参戦する勝田範彦も登場。GRヤリスRally 1や、豊田会長がモリゾウとしてラリーを練習するGRヤリスの”練習機”でドリフトやドーナツターンを披露して会場を盛り上げた。
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