
2023年スーパーGT最終戦が開催されるモビリティリゾートもてぎにて、プロモーターであるGTアソシエイション(GTA)の定例記者会見が実施。その中で、来季のレース距離、レース時間に関する構想も明かされた。
コロナ禍によりほとんどのレースが300kmレースとなっていたスーパーGTは、2022年より『450kmレース』を導入。これにより戦略も幅広くなり、様々なレース展開が見られるようになった。そして2023年は8戦中5戦が450kmレースとなったが、2024年シーズンはさらにバラエティを持たせたものになるようだ。
GTAの坂東正明代表から明かされたのは、来季は300kmレースと450kmレースに加え、『300マイルレース』と『時間レース』が追加されるという構想があること。時間レースは具体的にどのくらいのレース時間を想定しているのか、そしてこういったフォーマットはどの大会で採用される可能性があるのかと尋ねると、坂東代表はこう語った。
「レース時間はおそらく3時間になると思います。あとは想像にお任せします(笑)」
「あとはコースの幅や安全性など色々な部分が関与しますので、オーガナイザーと話をしながらやっていきたいと思います」
ちなみに300マイルはキロメートルに換算すると約482.8km。つまり450kmレースよりやや長いレースということになる。3時間レースに関しても、これまでの富士や鈴鹿での450kmレースがおおよそ2時間半、今季行なわれたオートポリスでの450kmレースが3時間弱で争われたことを考えても、劇的にレース距離が伸びるというわけではなさそうだ。