
マクラーレンのランド・ノリスは、F1メキシコシティGPの初日に好調な走りを見せ、レッドブル勢にプレッシャーをかける最有力候補であると見られていた。しかし予選ではまさかのQ1敗退。ノリスはこの結果について、「1回のチャンスをうまくまとめられなかった」と語った。
ノリスは金曜日のFP1とFP2をいずれも2番手。土曜日のFP3では8番手に終わったものの、ポールポジションを争う有力ドライバーのひとりとみなされていた。
しかしQ1でうまくアタックを行なうことができず、まさかの19番手。Q2にすら進出することができなかった。
ノリスは、予選Q1最初にミディアムタイヤを履いてコースインした。しかしタイムを計測する前にピットインを指示されることになった。
その後、ソフトタイヤに履き替えてコースインしたが、最初のアタックでミスを犯し、2度目のアタックに賭けた。しかしその2回目のアタックでは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)がスピンしたことでイエローフラッグが振られており、タイムを更新することはできなかった。その結果、トラックリミット違反によるタイム抹消でノータイムに終わったローガン・サージェント(ウイリアムズ)だけが後ろにいるという、19番手という結果に終わった。
「何かの理由でピットインするように言われたんだ。でもペースは良かった」
ノリスはミディアムタイヤでのアタックについてそう語った。
「間違いなく何かがおかしかったんだけど、それは問題じゃない」
「結局僕は、1回あったチャンスで何度かミスをしたってことだけだ。そして最終的にはフェルナンドのスピンでイエローフラッグが振られた」
「あの1回のチャンス、その与えられた1周をうまくまとめ上げられなかった。それが潰えてしまって、それで終わりだったんだ」
Q1を突破できなかった理由は全て自分にあると、ノリスは説明する。
「僕らは切り替えて、すぐに集中し直した」
そうノリスは言う。
「僕は1周走ったけど、タイムをしっかり計測できなかった。だから、(Q1を突破できなかった)責任は全て僕にあるんだ」
ノリスは予選19番手となったが、アルファタウリの角田裕毅がパワーユニット交換により最後尾グリッドに降格するペナルティを受けているため、ノリスは18番グリッドからレースをスタートすることになる。
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