2023.10.28

フェルスタッペンが初日最速! ロングランでも安定した速さ見せる。今週末初走行の角田裕毅は12番手|F1メキシコシティGP FP2

Mark Sutton / Motorsport Images

 F1第20戦メキシコシティGPのフリー走行2回目が行なわれた。このセッションで最速タイムをマークしたのは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。

 フリー走行1回目で5台のマシンにルーキードライバーが乗ったことで、角田裕毅(アルファタウリ)を含め5名のレギュラードライバーにとってはFP2が今週末初走行のセッションとなった。

 現地16時から開始されたFP2は気温27度、路面温度40度というコンディションだった。

 1時間のセッションが開始されると、各車が続々とコースイン。金曜日のフリー走行では、2024年シーズンに向けてピレリのC4プロトタイプタイヤを使用することとなっていたため、多くのマシンはFP1同様1セット目にこのテストタイヤを履いた。

 セッション序盤はフェルスタッペンやアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)など、FP1で速さを見せたドライバーが上位に並んだ。セッション開始5分頃から軽い雨が降ったもののすぐに止み、スリックタイヤで問題なく走行が可能な程度だった。

 テストタイヤを最初に履いたドライバーの多くが5〜7周程度でミディアムタイヤに切り替えてアタックを実施。そこでフェルスタッペンは1分19秒511までタイムを更新。2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が並んだ。

 セッションが20分を経過する頃には各車がソフトタイヤを投入して、予選想定アタックを開始。真っ先にタイヤを切り替えたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)が1分19秒163でトップに立った。ただ、遅れてアタックしたドライバーが続々とピアストリのタイムを上回り、フェルスタッペンが1分18秒686で再びタイムシートのトップに並んだ。

 2番手にはピアストリのチームメイトであるランド・ノリスがフェルスタッペンから0.119秒遅れ、3番手に0.266秒遅れでルクレールが並び、母国のヒーローであるセルジオ・ペレス(レッドブル)の前4番手にはバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がつけた。ボッタスはルクレールまで0.003秒差とトップ3に肉薄した。

 予選想定アタックを終え、路面温度が33度へと低下する中で、各車は残りの時間を決勝レースを見据えたロングラン想定に走行プログラムに当てた。

 フェルスタッペンは1分23秒台でロングランを開始すると、周回を重ねたユーズドのミディアムタイヤでも1分22秒までペースアップ。既に今季のドライバーズチャンピオンを決めているフェルスタッペンは、ここメキシコシティでも強そうだ。

 ノリスは新品タイヤでのロングランとなったが、10周以上走った後でも1分23秒台をキープ。一方、フェルスタッペンと同じくユーズドのミディアムタイヤを履いたルクレールは最初1分22秒台で安定して周回していたものの、周回を重ねると1分24秒台にまでペースを落とした。

 また1発のタイムで注目を集めたボッタスのロングランペースも、ルクレールと同様に1分22秒台から1分24秒台への下降傾向を見せた。

 終盤には再び雨が振り始めたが、セッション中に雨脚が激しくなることなくFP2が無事終了。FP1に続いてフェルスタッペンがトップタイム。ノリス、ルクレール、ボッタス、ペレスというトップ5だった。

 アルファタウリは、角田が1分19秒290で12番手だった一方でダニエル・リカルドが1分19秒002でペレスから0.014秒差の6番手と予選想定ではまずまずの仕上がり。ロングランでも1分23秒台と、2戦連続でのポイント獲得に向けまずまずのスタートを切った。

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出典: https://jp.motorsport.com/f1/news/f1-rd20-mexico-city-gp-fp2-report/10538888/
この記事を書いた人 滑川 寛

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