
F1アメリカGPのスプリントを3位で終えたシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、スタート直後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のディフェンスはギリギリだったものの、自分も同じ立場なら「全く同じことをしただろう」と語った。
ルクレールはスプリント・シュートアウトでフェルスタッペンに0.055秒及ばず、2番手から19周のスプリントをスタートした。しかしルクレールの蹴り出しは良く、フェルスタッペンの左リヤにフロントタイヤを並べるほどだった。
ターン1に向けてフェルスタッペンがマシンを左に振り、ルクレールを牽制。ルクレールはピットレーン出口のホワイトラインを横切り、左側のタイヤが芝生に出るほど押しやられた。
この牽制が功を奏し、フェルスタッペンは首位を維持。ターン1に向けて苦しいライン取りとなったルクレールは、ターン2でルイス・ハミルトン(メルセデス)に交わされ、3番手に後退してしまった。
そのまま3位でスプリントを終えたルクレールは、レース後の記者会見でフェルスタッペンのディフェンスは許容範囲だったと思うかと尋ねられ、次のように答えた。
「正直なところ、もし僕が彼の立場だったら、まったく同じことをしたと思う」
「それは限界ギリギリだったけど、いつも言っているように、それが僕の好きな戦い方なんだ。今日は僕がやった側ではなかったけど、それで問題ない。それもレースの一部だし、僕は満足しているよ」
一方フェルスタッペンは、「シャルルの方がスタートが少し良かった」ため、「彼がターン1に入るのをできるだけ難しくしようとした」と話した。
フェルスタッペンはハミルトンを抑えてレースを支配したが、フェルスタッペンは「スタートが重要だった」と振り返った。
「ポールポジションからのスタートは悪くなかった。ターン1ではかなり接近したけど、幸運なことにここのターン1はかなり広いから、必要なら数台並んで進入できる」
「そこから最初の数周はルイスがプッシュしてDRS圏内にとどまり、勝負を仕掛けてきた」
「一旦DRS圏内から追い出してからは、自分のペースに集中してタイヤのケアに努めた。それが今日は重要だった」
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