
アルファタウリは、F1アメリカGPに今シーズン最後のアップデートを投入。フロアやボディワークなどに修正を加えた。
2024年シーズンに向けては、レッドブルの空力部門と緊密な関係を築くものと見られているアルファタウリ。同チームは2023年シーズン最後のアップデートを、アメリカGPに投入してきた。
今回AT04に変更が加えられたのは、フロアやボディワーク、リヤコーナーやシャシーなど、実に多岐にわたった。
フロアは、前方中央部に変更が加えられた。この部分はフェンスの角度が変更。さらに最も外側にあるフェンスが大きく拡大され、フロア前方のパフォーマンス向上が狙われている。
「最も外側のフェンスを変更することにより、外側に高い静圧域を生み出すことでフロントホイールで発生する乱流をフロアの前方から遠ざける」
そうチームは説明している。
フロアのエッジウイングは前方のキャンバーの変更によって、「静圧を下げ」、「前方フロア下に気流を引き込む」ために後方に向けて高くなり、拡張されている。
またエンジンカバーのボディワークの変更により、リヤウイングの性能を妨げることなく冷却効果を向上させることが目指されている。またリヤコーナーのウイングレットが改良され、リヤホイールで発生する乱流を外側に押し出すことで、ディフューザーの効果を向上させようとしている。
また、シャシー前方の下面も変更されている。チームによれば「インボード・フロントサスペンションの局所的な改良により、局所的な速度を向上させる。その結果、シャシーにおける局所的な負荷が増加する」と説明している。