
マルク・マルケスは、レプソル・ホンダで走る残る5戦で勝利を手にすることは、現状のパフォーマンスを考えると難しいと語る。
第14戦日本GPの終了後、マルケスは今シーズン限りでホンダとの契約を早期終了することが発表した。すでに第15戦インドネシアGPも終え、マルケスがホンダで戦うグランプリは残り5戦となった。
残りのレースで少しでも好結果を残し、有終の美を飾ってくれることも彼には期待されているが、現在のホンダのパフォーマンスではそれは難しいかもしれない。昨年のレースで彼が唯一表彰台を獲得したオーストラリアGPを前に、マルケスは次のように語った。
「今年勝つのは難しいだろうね」と、フィリップアイランドでのチャンスを聞かれたマルケスは答えた。
「どのレースでも、勝利を考えてアプローチすることはできないよ。遠すぎる。勝者からコンマ1秒、コンマ2秒遅れているというわけじゃないんだ。ベストレースでも7秒とか10秒差なんだよ」
「ここオーストラリア、ブリーラム(タイ)、そしてバレンシアと(残り5戦のうち)ベスト3コースでも勝つことは考えられない」
「マレーシアとカタールはかなり苦しむだろう。さっき言った3戦はマシだろうけど、優勝について考えられるほどじゃない」
マルケスはインドネシアGPではスプリントと決勝のいずれも転倒リタイアで終えている。彼としても理解しきれていない転倒だったと語っており、今週末は自信を再び積み上げる事が必要だと語った。
「今年は自分たちのレベルがどの程度なのか、それを事前に理解するのが難しい」
「速いとは予想していなかったいくつかのコースで、僕らは速いことがあった。これまで僕は(フィリップアイランドで)速かったけど、予想はできない」
「FP1で自分たちがどの位置にいるのかを理解したい。厳しかったレースウィークからここに来ていることもあるからね」
「(日本GPでの)良い形から来ていたけど、(インドネシアGPでは)少し苦戦するコースになった。予想していなかった。状況を受け入れられないと、普段よりもクラッシュし始めてしまうんだ」
「スプリントレースでは1周目にクラッシュしてしまった。決勝レースでは落ち着いていたけど、それでもクラッシュしてしまったんだ。なぜなのか理解できなくてかなり自信を失ってしまった。スプリントは理解できていたんだ」
「今週末は、自信を再構築することが必要だ。何ができるか、様子を見てみよう」