2023.10.16

絶好調続くマクラーレン、目指すは打倒フェラーリ。残り5戦で79ポイント差も、ノリス「自信はあるし、そうじゃなきゃ!」

Sam Bloxham / Motorsport Images

 マクラーレンは、コンストラクターズランキング4番手のアストンマーチンとの差を急激に縮めているが、ランド・ノリスは同3番手につけているフェラーリに挑戦することもできると考えている。

 シーズン序盤こそ出遅れたものの、シーズン後半にかけて急激にパフォーマンスを上げているマクラーレン。日本GPとカタールGPでダブル表彰台を獲得し、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ速さを見せた。

 結果として、マクラーレンはコンストラクターズランキング4番手につけるアストンマーチンと11ポイント差に接近。同3番手のフェラーリとは79ポイント差と、残り5戦(うちスプリント形式での開催が2回)での逆転が不可能ではない位置につけている。

 フェラーリを捉えることは可能だと思うかと聞かれ、ノリスは次のように答えている。

「できると思うよ。2~3レース前まではアストンに対して70ポイントくらいの差があったんだ」

「僕たちは良い仕事をしていると思う。ペースの面だけじゃなくて、1.8秒のピットストップもあった。とても印象的だよ」

「彼らはとても懸命に取り組んでいるし、チーム全体の努力が定期的に報われることでモチベーションが高まるし、毎週末に向けてのブーストになるんだ」

 しかし今後、すべてのコースがマクラーレンの得意としているハイダウンフォースコースだというわけではない。そのため、日本GPの33ポイントやカタールGPの47ポイントのように、大量ポイントを獲得し続けられないかもしれない。

「メルセデスはとても速く、おそらく(カタールでは)我々と同じくらい速かったと思う。ただミスを続けただけだ」

 そうノリスは語った。

「だから、もし彼らがクリーンな週末を過ごせば、僕らの戦いはもう少しトリッキーになるだろう」

「フェラーリがポールポジションを獲得し、レースに勝ったのはほんの3週間前のことだ。サーキットが違うだけで、僕らは良くなっているし、彼らは少し悪くなっている」

「僕たちは過信しているわけじゃない。自信はあるし、そうあるべきだと思う。でも、僕たちがそれほど強くないレースもあることは分かっている」

 ノリスが言う過信とは、日本GPで2位を獲得した後、マクラーレンがアストンマーチンに追いつくことができると語ったことに対して、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)に”過信している”と指摘されたことを踏まえた発言だろう。当時は49ポイントの差があったが、すでにマクラーレンはアストンマーチンを射程圏内に捉えている。

 ノリスのチームメイトであるピアストリも、フェラーリに追いつくことはチャレンジだが、決して不可能なことではないと語った。

「鈴鹿とカタールは僕たちに有利なコースという意味で、かなり前から注目していたんだ」

「もっと難しいレースもありそうだし、おそらく他のチームの方がうまくいくコースもあるだろう」

「5レースで79ポイント差……スプリントも2、3回あるのかな? 大きな挑戦だけど、やってみるよ。自信があるとは言わないけど、うまくいけばいいね」

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出典: https://jp.motorsport.com/f1/news/norris-making-up-79-point-gap-to-ferrari-f1-for-p3-doable/10532672/
この記事を書いた人 Filip Cleeren

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