
マンダリカ・インターナショナル・サーキットでMotoGP第15戦インドネシアGPが行なわれた。2日目のMotoGPクラスのスプリントレースでは、ホルヘ・マルティン(プラマック)が優勝した。
予選の結果インドネシアGPのポールポジションを獲得したのは、VR46のルカ・マリーニ。そこにフリー走行から好調なアプリリア勢のマーベリック・ビニャーレスとアレイシ・エスパルガロが続いた。
またタイトル争いを繰り広げているホルヘ・マルティンは6番手、そしてフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)はまさかのQ1敗退で13番グリッドと中団からのスタートとなった。
快晴のもとスタートした全13周のスプリントレースは、スタートからターン1にかけてビニャーレスが前に出て先頭を奪取。マリーニ、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、マルティンという上位の並びで1周目を終えた。
マルティンはクアルタラロとのバトルになっていたが、2周目にオーバーテイク。3番手と表彰台圏内に浮上した。
なおオープニングラップにはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が転倒リタイア。2周目のターン16ででアレイシ・エスパルガロが転倒してしまった。アウト側にいたブラッド・ビンダー(KTM)を巻き込み、ふたりがクラッシュするアクシデントもあった。
先頭を走るビニャーレスは2番手に対して、少しずつ差を広げて約1秒のギャップを築いた。一方で2番手争いではマルティンがマリーニを捉え、4周目にオーバーテイクしてポジションが入れ替わった。
2番手に浮上したマルティンは先頭のビニャーレスと比較してペースが良く、1周ごとにビニャーレスに接近。1秒あった差はみるみる内になくなり、残り5周でビニャーレスはオーバーテイクされてしまった。
ビニャーレスはマルティンに前に出られてしまった後はついていけず、マリーニからも追い抜かれてしまい、一気に3番手までポジションを下げた。
トップに躍り出たマルティンは、それ以降も後続との差を広げていき1秒以上の差を確保しファイナルラップに突入。危なげなくレースを走りきり、スプリントレース4連勝を決めた。2位はマリーニ、そして3位は最後にビニャーレスを攻略したマルコ・ベッツェッキ(VR46)だった。
そしてポイントリーダーだったバニャイヤは、8位でのフィニッシュ。この結果マルティンが7ポイント差でポイントリーダーに立つことになった。
日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)は11位でフィニッシュ。ホンダ勢では最上位となったが、ポイントは獲得できなかった。
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