
VR46のマルコ・ベッツェッキは、10月7日(土)にバレンティーノ・ロッシのモーター・ランチで、フラットトラックバイクを使ってのトレーニングを行なっていた際に転倒。右の鎖骨を骨折したことが分かった。
ベッツェッキは負傷した翌日の日曜日に手術を受けたが、MotoGPの次戦インドネシアGPに出場できるかどうかは、現時点では不明だ。
ベッツェッキは日本GP終了時点で、ランキング首位のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から54ポイント差のランキング3番手につけており、残り7戦での逆転を狙っていた矢先の怪我だった。
チームはベッツェッキの手術終了後に声明を発表。次のように説明した。
「今朝、マルコ・ベッツェッキは、右鎖骨の骨折を治療するための手術を受け、成功した」
「Mooney VR46 Racing Teamのライダーは昨日、タヴッリア(イタリア)のモーター・ランチでの通常のトレーニング中にクラッシュした」
「マルコはUNIMORE(モデナ・レッジョ・エミリア大学)の整形外科・外傷科の診察を受け、そこでポルセリーニ教授がコーディネートしたチームが、損傷箇所を縮小するための手術を行なった」
「この手術は無事に成功した」
「マルコはただちにリハビリを開始するだろう。彼のコースへの復帰については、今後48時間以内に評価することになる」
なおMotoGPはインドネシアGPを皮切りにオーストラリアGP、タイGPと3週連続での開催が予定されている。そのため、ベッツェッキは怪我の状況次第では、この3戦への出場に大きく影響が及ぶ可能性も否定できない。
また、ベッツェッキのチームメイトであるルカ・マリーニは、インドGPのスプリントレースでベッツェッキと接触したことでクラッシュし、左の鎖骨を骨折している。マリーニはこの影響で、インドGPのメインレースと日本GPを欠場することになった。