
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1カタールGPのF1スプリントで2位に入り、3年連続でF1ドライバーズタイトル獲得を決めた。
フェルスタッペンはスプリントシュートアウトでマクラーレン勢2台に先行され、F1スプリントを3番グリッドからスタート。ミディアムタイヤを履いた。
序盤はソフトタイヤを履いたメルセデスのジョージ・ラッセルやフェラーリ勢に先行されたものの、ソフトタイヤのパフォーマンスがデグラデーション(性能劣化)により低下するとポジションを奪い返し、2番手に浮上。最後は首位を行くマクラーレンのオスカー・ピアストリを追ったが、届かなかった。
しかしフェルスタッペンは、ランキング2番手でチームメイトのセルジオ・ペレスがリタイアした時点で、3年連続となるドライバーズタイトル獲得を決めていた。
「もちろん素晴らしい気分だ。素晴らしい1年だったね」
フェルスタッペンはF1スプリント終了後にそう語った。
「素晴らしいレースがたくさんあった。誇りに思っているけど、それ以上にチームの仕事をとても誇りに思っている。このチームの一員になれたことを、とても楽しんだ」
「そして3回もワールドチャンピオンになれるなんて、本当に信じられないことだ」
日本GPの段階で、チームは今季のコンストラクターズタイトル獲得を決めていたため、レッドブルは2年連続でのダブルタイトル獲得ということになった。しかし今後も全力でプッシュしていくと、フェルスタッペンは言う。
「僕らはこれからもプッシュし続ける。できる限りのことをしていきたいと思っている」
「そして今日はかなりエキサイティングなレースだった。セーフティカーが出たのは残念だったけど、全体的には良いレースだったし、楽しかった。今は信じられないほど満足している」
なおこのF1スプリントを制したピアストリは、F1デビューイヤーにしてスプリントを制するという偉業を成し遂げた。フェルスタッペンはそのピアストリを賞賛した。
「彼は素晴らしいレースをしたね。彼はミディアムタイヤを履いていたけど、周りにはソフトタイヤのドライバーも何人かいたから、最初は簡単じゃなかったと思う」
「でも彼はとてもよくやった。僕も追いつこうと全力を尽くしたんだけど、結局は追いつけなかったんだ」
なお土曜日にタイトル獲得が決まるのは、1983年10月15日(土)に決勝レースが行なわれた南アフリカGPで同年のタイトル獲得を決めたネルソン・ピケ(ブラバム/当時)以来のこととなる。
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