2023.10.8

マックス・フェルスタッペン、3年連続のF1ドライバーズチャンピオン獲得「このチームの一員であることを楽しみ、スタッフ皆のことを誇りに思う」

Zak Mauger / Motorsport Images

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1カタールGPのF1スプリントで2位に入り、3年連続でF1ドライバーズタイトル獲得を決めた。

 フェルスタッペンはスプリントシュートアウトでマクラーレン勢2台に先行され、F1スプリントを3番グリッドからスタート。ミディアムタイヤを履いた。

 序盤はソフトタイヤを履いたメルセデスのジョージ・ラッセルやフェラーリ勢に先行されたものの、ソフトタイヤのパフォーマンスがデグラデーション(性能劣化)により低下するとポジションを奪い返し、2番手に浮上。最後は首位を行くマクラーレンのオスカー・ピアストリを追ったが、届かなかった。

 しかしフェルスタッペンは、ランキング2番手でチームメイトのセルジオ・ペレスがリタイアした時点で、3年連続となるドライバーズタイトル獲得を決めていた。

「もちろん素晴らしい気分だ。素晴らしい1年だったね」

 フェルスタッペンはF1スプリント終了後にそう語った。

「素晴らしいレースがたくさんあった。誇りに思っているけど、それ以上にチームの仕事をとても誇りに思っている。このチームの一員になれたことを、とても楽しんだ」

「そして3回もワールドチャンピオンになれるなんて、本当に信じられないことだ」

 日本GPの段階で、チームは今季のコンストラクターズタイトル獲得を決めていたため、レッドブルは2年連続でのダブルタイトル獲得ということになった。しかし今後も全力でプッシュしていくと、フェルスタッペンは言う。

「僕らはこれからもプッシュし続ける。できる限りのことをしていきたいと思っている」

「そして今日はかなりエキサイティングなレースだった。セーフティカーが出たのは残念だったけど、全体的には良いレースだったし、楽しかった。今は信じられないほど満足している」

 なおこのF1スプリントを制したピアストリは、F1デビューイヤーにしてスプリントを制するという偉業を成し遂げた。フェルスタッペンはそのピアストリを賞賛した。

「彼は素晴らしいレースをしたね。彼はミディアムタイヤを履いていたけど、周りにはソフトタイヤのドライバーも何人かいたから、最初は簡単じゃなかったと思う」

「でも彼はとてもよくやった。僕も追いつこうと全力を尽くしたんだけど、結局は追いつけなかったんだ」

 なお土曜日にタイトル獲得が決まるのは、1983年10月15日(土)に決勝レースが行なわれた南アフリカGPで同年のタイトル獲得を決めたネルソン・ピケ(ブラバム/当時)以来のこととなる。

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出典: https://jp.motorsport.com/f1/news/f1-2023-rd18-qatar-gp-sprint-max-verstappen-champion-comment/10530127/
この記事を書いた人 motorsport.com日本版

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