
F1カタールGPのF1スプリントでは、フェラーリのシャルル・ルクレールとアストンマーチンのランス・ストロールが、トラックリミット違反を繰り返したとして、5秒のタイム加算ペナルティを科された。
金曜日にタイヤに想定外のダメージが及んでいたことが発覚したことを受け、FIAは土曜日に急遽ターン12とターン13のトラックリミットを、80cmずらすことを選択した。これにより、タイヤへの攻撃性が高い当該コーナーの縁石を使わずに済むようにしたのだ。このコース変更にドライバーを慣れさせるべく、スプリントシュートアウトの前には、10分の慣熟走行時間が急遽設けられることとなった。
しかしながらスプリントシュートアウトでも、その後に行なわれたF1スプリントでも、トラックリミット違反が頻発。スプリントシュートアウトでは多くのドライバーがタイム抹消の処分を科され、スターティンググリッドを落とすことになった。
F1スプリントでもその傾向は変わらなかった。その中でもルクレールとストロールは、「正当な理由なく」4回にわたってトラックリミットを違反していたことが判明し、いずれも5秒のタイム加算ペナルティが科された。
この結果、7番手でフィニッシュしていたルクレールは13位に降着。ストロールも13位から15位に落とされることになった。
決勝レースはF1スプリントよりも3倍長い距離を走ることになる。そのため、トラックリミット違反を取られるマシンはかなり多くなることが予想される。
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