
F1カタールGPではリアム・ローソンがダニエル・リカルドの代役を継続し、アルファタウリから出走する。彼は代役継続にあたってリカルドから直接ビデオ通話があり、驚かされたと語っている。
オランダGPから数えて今回で5回目となるローソンの代役参戦だが、このカタールGPでリカルドが復帰する可能性もあった。ローソンは2日(月)に直接リカルドからビデオ通話で代役継続を伝えられ、驚かされたという。
「昼食のときに急に電話がかかってきて、しかもそれがFaceTime(iPhoneのビデオ通話)だったんだ」と、ローソンは言う。
「FaceTimeっていきなりかかってくるものではないからかなり混乱したよ。それで応答してみると、ダニエルの顔だったんだ!」
「彼はもう1回僕に週末を預けることになると話をした。戻ってこれて、また今週このマシンに乗れるのは良かったし、言うまでもなく興奮しているよ」
リカルドがオランダGPのフリー走行でクラッシュして骨折した後、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は復帰時期についてシンガポールと日本の連戦では早すぎると考えを語っていた。
またアルファタウリ側はリカルドの復帰に向けては、フィジカルが十分な状態になったかをリカルドの判断に委ねてきた。そして彼の復帰は少なくともアメリカGPまで延期されることになった。
「正直に言うと、日本GPの後にドライブする可能性も高そうだったから、普段通りに準備を続けていたんだ」
ローソンはそう語った。
「僕がドライブすると考えていたわけじゃないけど、(リザーブドライバーとして)普段の状態のように準備していた。そこにはちょっと違いがある。僕としてはフルタイムでここにいたいと思っているけど、この状況を最大限活用するつもりだ」
「(リカルドは)間違いなくアメリカでの復帰をターゲットにしていると思う。その可能性は高いと思っている」
「もちろん、確実なことは言えない。でも準備のために1週間以上の時間がある。だから、僕はおそらくオースティン(で復帰)だろうと思っている」