
モビリティ・リゾートもてぎで開催されているMotoGP日本GP。Moto3クラスの3番手で初日を終えた佐々木歩夢(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)は、「気持ちよく乗ることができた」と走行初日を振り返った。
Moto3クラスはタイトル争いが大激戦となっている。ダニエル・オルガド(Red Bull KTM Tech3)とジャウマ・マシア(Leopard Racing)が同ポイントで並び、1ポイント差のランキング3番手に佐々木が続いている。
そんな中、母国レースを迎えた佐々木はFP1を4番手、FP2では3番手と上位をキープ。3位となった前戦インドGPよりも良い形で週末をスタートさせたようだ。
「FP1はバイクのフィーリングがあまり良くなく、少し苦しんだんですが、FP2はFP1の問題を改善することができて、自分の中ではインドよりも気持ちよく乗ることができたので、すごく良いセッションだったと思います」
佐々木はそう1日を振り返った。
「リヤがフロントを押してしまうという問題を抱えていたんですけども、チームがリヤサスを大きく変更してくれて良くなったので、すごくポジティブだったんじゃないかなと思います」
FP2でトップタイムを記録したのはマシアで1分57秒068。佐々木は1分57秒191というタイムだったが、マシアと同等のタイムを出せる感触があったという。
「(ラップタイムが1分)56秒台には入るかなと思っていたんですが、57秒2でコンマ3秒くらい自分で思っていたタイムより遅かったです。セットアップを変更していて(コースに)出るのが遅かったので、最後2周しか走れませんでした。もう一周あったら57秒0くらいは出たかなという感触がありました」
なお佐々木は予選に向けての目標を聞かれると、少なくともグリッド2列目より前を狙える手応えを感じていると答えた。
「明日は天気が微妙ですが、晴れなら今日のフィーリングを見ると6番手以内は確実にいけるんじゃないかなと思います。もちろんポールを狙っていきたいです」
今季は未勝利ながら安定した成績を残し、タイトル争いを演じている佐々木。日本のファンからパワーを貰いつつ、これまでと同様に優勝を狙いながらも確実に結果を残していきたいと意気込んだ。
「(日本GPだからといって)そんなに変わらないですけど、ファンのみなさんが昨日から思ったより来てくれて、いろんな人たちが自分のグッズを使ってくれているのを見て、すごく力になるし嬉しいと感じます」
「タイトル争いについてはやるしかないから、坂田和人さんにも『勝てなきゃチャンピオンにはなれない』と言われているので、日本のみなさんの前でしっかり勝てるようなレースができるようにしたいです」
「今はトップの選手がみんな必ず3番手以内でゴールしているし、自分が2位や3位でも相手が1位だったら負けちゃうので、リスクはあまり取らずに、厳しいトップ争いの中で確実に優勝できるように煮詰めていけたらいいなと思っています」
「トップ争いをして確実に表彰台、できれば優勝できるくらいのパフォーマンスで最終戦までいかないとチャンピオンは獲れないので、他の人はあまり気にせず自分に集中して、毎回必ず表彰台で終われるようなレース運びをして、勝ちが狙えるときは勝てるようなレースができればと思います」
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