
LCRホンダのアレックス・リンスは、MotoGP第6戦イタリアGPのスプリントレースで転倒・負傷して以来欠場が続いていたが、第14戦日本GPでの復帰が決まった。
イタリアGPのスプリントレースで転倒し、右足を骨折してしまったリンスが欠場を続ける間、イケル・レクオナやステファン・ブラドル、第12戦サンマリノGPでは高橋巧といった代役が起用されてきた。
リンスは順調に回復を続け、チームはリンスがモーターランド・アラゴンでテストを行なっている様子をYouTubeへ投稿していた。しかしリンスは「アラゴンでのテストは僕たちが期待していたようにはいかなかった。けれどこれで立ち止まることはないよ」とコメントしていた。
第13戦インドGP前の時点では、リンスが日本GPまで欠場するとチームは発表していたが、ホンダにとってのホームレースとなる日本GPに参戦できるよう、リンスが日本へ向かったことをチームが認めた。
そして木曜日の朝、リンスがメディカルチェックをパスしたことが確認された。
リンスの復帰により、5月のフランスGP以来初めて、レプソル・ホンダおよびLCRホンダのレギュラーライダーが揃うことになった。
「復帰できて嬉しい」とリンスは木曜日に語った。
「2日前、僕はマドリッドの病院でドクターと話したり、レントゲン写真を見たりしていた。でも1ヵ月前とは大違いなんだ」
「だから(リカバリーの)ステップを続けることにしたし、次のステップはMotoGPマシンに乗ることだ。主な目標は、(金曜フリー走行で)痛みがあるかどうかを確認すること。すごく痛いようなら(ライディングを)やめて回復を続けなければならない」
「家では、多少なりとも普通に歩ける。でも時速300kmとは訳が違う。前回アラゴンでテストをしたときは、切り返しや右コーナーで痛みがあったけど、アグレッシブすぎたのかもしれない。あのテストから1ヵ月経ったからね」