
F1第16戦シンガポールGPの予選は、フェラーリのカルロス・サインツJr.がポールポジションを獲得した。
マリーナベイ市街地サーキットが舞台のシンガポールGP。現地の開発工事でコースレイアウトが変更されストレートが多くはなったものの、引き続きオーバーテイクは難しいと見られているため、スターティンググリッドが重要となってくる。
路面コンディションが大きく改善していったこともあり、Q1から誰が突破するか分からないアタック合戦が繰り広げられたが、ここでトップタイムをマークしたのはアルファタウリの角田裕毅。直後にランス・ストロール(アストンマーチン)の大クラッシュで赤旗が出された結果とはいえ、速さを見せた。
コース清掃やバリア修復の後、30分以上のディレイを経て開始されたQ2では、今季ここまで負け無しできていたレッドブルの2台がまさかのダブルノックアウトを喫した。
アルファタウリはトラフィックの影響もあり角田が2度のアタックをまとめられず。Q1トップながらQ2はノータイムで終え15番手となってしまった。一方で、リアム・ローソンはF1での3戦目にして初のQ3進出を果たした。
Q3では週末を通じて速さを見せていたサインツJr.がポールポジションを獲得した。0.072秒差の2番手にはメルセデスのジョージ・ラッセルが割って入り、0.079秒差でシャルル・ルクレール(フェラーリ)が3番手となった。なお、初Q3のローソンは10番手となっている。