
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、今年のイタリアGPで彼が打ち立てた10連勝という記録を切り捨てたメルセデスのトト・ウルフ代表がまっとうな評価を下していないと考えている。
フェルスタッペンが今年のイタリアGPで彼が打ち立てたこの10連勝はF1新記録。セバスチャン・ベッテルとアルベルト・アスカリの9連勝を抜いた(注:アスカリは不参加のインディ500を挟んでの9連勝)。
ただウルフ代表はイタリアGP後に、この記録は「Wikipediaのためのもので、どうせ誰も読まない」と語り、特に称賛を贈ることはなかった。
これに対しフェルスタッペンは、ウルフ代表のコメントは特に気にならないとしている。ただ、メルセデスがF1を支配した時期もあったにもかかわらず、レッドブルの功績を高く評価していないことには驚いているようだ。
「それで失望してはいないけど、彼ら(メルセデス)のレースが本当にひどかったから、彼はまだパフォーマンスに関して腹を立てているのかもしれないね!」
「分からないけど、彼は時々僕らチームのスタッフみたいなことを話すよね。幸い、そうじゃないけど!」
「自分たちのチームにただ集中することが重要だと思う。それは僕らもやっていることだ。(F1を)支配する彼らを追いかけていた時にも、僕らはそうしていた」
「そして、本当に上手くいっているチームは称賛されるべきだと思う。僕らも過去、そうしていたと思う。一種のインスピレーションにもなったからね」
「圧倒的な強さを目撃するのは、とても印象深いことだ。僕らはもっと頑張る必要があったし、改善してあのレベルまで持っていく必要があった」
フェルスタッペンがシンガポールGPで勝てば、連勝記録を11に伸ばすことができる。
ただ、フェルスタッペンは過去ここで勝利を挙げたことはなく、昨年はチームメイトであるセルジオ・ペレスが優勝しており、記録が途絶える可能性もゼロではない。
ただ、フェルスタッペンは記録を更新しなければならないというプレッシャーはなく、これまでと変わらないアプローチでシンガポールGPに挑むと語っている。
「8、9、10という数字を意識したことはないよ。僕は常にベストを尽くしたいだけだ」
「だから当然、どの週末も、最高の結果を出そうと自分に課すプレッシャーは基本的に同じ。その点では何も変わらないよ」