
MotoGP第11戦カタルニアGPのMotoGPクラス決勝レースでクラッシュしたドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤとエネア・バスティアニーニの状況について、医師が明らかにした。
バスティアニーニはターン1へのエントリーでマシンをしっかし減速させることができず、アウト側に位置していたヨハン・ザルコ(プラマック)を巻き込んで転倒。彼以外にもマルコ・ベッツェッキ(VR46)、グレシーニのファビオ・ディ・ジャンアントニオとアレックス・マルケスを巻き込むマルチクラッシュとなってしまった。
またその先のターン2ではバニャイヤがハイサイドを起こして転倒した。そしてバニャイヤは後続のマシンに踏まれてしまい、レースは赤旗中断の判断が下された。
コース上で救護を受けたバニャイヤは状態が心配されていたが、メディカルセンターでの検査の結果、深刻な怪我は負っていないことが明らかとなった。一方でバスティアニーニは左手と左足を骨折してしまったという。
DAZNに対し、メディカルディレクターのアンヘル・チャルテ医師は次のように2人の状態を説明している。
「ペッコは大丈夫だ。彼は大腿部と脛骨部をバイクに轢かれ、ひどい外傷を負っている。我々はその領域のX線検査を行ない、そこでは小さな負傷が見つかったが、それが今負ったものか過去の怪我かが判明していない。急いでCTスキャンを行なう必要があり、我々は彼をカタルニア総合病院へと搬送した」
「頭蓋、胸部、腹部のレベルでは正常だった。ペッコは意識があり、見当識もはっきりとしており、他に問題はなかった。大腿と脛部の外傷に注目する必要がある」
「(検査の)画像は通常のレントゲンであるため断言する事は難しく、万が一に備えてCTスキャンを行なう必要がある」
「エネア・バスティアニーニは左足外側のくるぶしと、左手中手骨に骨折が見られる。左くるぶしに関しては手術の可能性があり、CTスキャンによる確認を行なうことになる」
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