
メルセデスのルイス・ハミルトンは、チームが再び勝てるようなマシンを用意できたときのために牙を研いでいるようだ。
2021年の最終戦アブダビGPでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に敗れて以降、勝利がないハミルトン。しかし彼は虎視眈々と勝利を狙っている。
マシンとチームを改善しようとするプロセスが自分をシャープに保つのに役立っていると彼は主張する。
ハミルトンは苦しい時期が続く中で原動力はどこからくるのかと訊かれ、「特に難しいことだとは思わない。常に改善できるところはあるからね」と答えた。
「バックグラウンドでの働き方を微調整しているところだ」
「我々は常にプロセスを改善しようとし、調整を続けている。バックグラウンドでのコミュニケーションを改善し、各部門の責任者たちに本当の情報が伝わるようにしている」
「そして、クルマのバウンスや特性、コーナーバランスなど、特定のテーマについて深く掘り下げていく」
この宿題が来年の『W15』で実を結ぶことを確信しているハミルトンは、次のように付け加えた。
「これまで以上にチームと一緒に集中できる時間が増えた。そして全体的に、来年のマシンの方向性により直接関与できている」
「そして、クルマが適切な状態になったときのために、自分がフィットし、精神的に適切な状態にあることを確認する。だからそれを続けるんだ」
「幸運なことに、僕のモチベーションを保ってくれる他のものもある。例えばブラッド・ピットの映画とかね。だから、僕はただ好機を待っているだけさ」
ハミルトンは、チームは来年のマシンをより良いものにするために、W14に関するデータを収集し続けていると言う。
「特性、空気の流れ、横風が吹いたときのクルマの挙動、高速、中速、低速コーナーでの挙動、タイヤとの相性など、常に多くのことを学んでいる」
「ハイダウンフォース、ミッドダウンフォース、ローダウンフォースのセッティングなどだ。だから常に学んでいるし、常にデータが送られて分析されている」
「エンジンをどう使うか、燃料をどう使うかなどね。常に学んでいるんだ」
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