
ケビン・マグヌッセンは、ハースF1チームが今年ようやくタイトルスポンサーを手にしたことで、明るい未来が待っていると語った。
ハースは2016年にF1に参入してからこれまで、トラブルに見舞われたこともあってタイトルスポンサーが定着してこなかった。
2019年に飲料メーカーのリッチ・エナジーと契約したものの、リッチ・エナジーの著作権訴訟問題がチームにも波及したこともあって、シーズン途中でパートナーシップを解消することになった。
2021年からはロシアの肥料メーカーであるウラルカリがタイトルスポンサーとなったが、ロシア・ウクライナ戦争の勃発に伴い、ドライバーのニキータ・マゼピンと共に契約解除となった。
2023年からは世界的な金融サービス会社のマネーグラムとタイトルスポンサー契約を結んだハース。これまで不安定だった財政面が補強されるこの契約は、チームを大きく後押しするはずだ。
F1キャリアのセカンドスティントを楽しんでいるマグヌッセンは、マネーグラムとの契約がチームに楽観的でいられる理由をもたらし、このパートナーシップは関係者にとって ”状況を変えた”と説明した。
「もちろん、強くて競争力があるほうが楽しいけれど、追いかけることにも満足感がある。このチームには時々波があり、行ったり来たりしているんだ」
「今は、確実に前進できるようにしたいと思っている。そしてチームとして今いる場所には、楽観的になれる理由がたくさんある。将来はとても明るいと思う」
「マネーグラムという素晴らしいタイトルスポンサーを得た。彼らはチームの状況を大きく変えてくれた。ここからは集中し、あるべき姿に戻るためにチームに献身していくんだ」
ハースのギュンター・シュタイナー代表は、チームがより自立できるようさらなるスポンサー獲得に向けて話し合っていると付け加えた。
彼は、スポンサーを増やすことは一朝一夕にできることではなく、潜在的なスポンサーやパートナーは、契約に踏み切る前に独自のデューデリジェンス(事前調査)を行なう必要があると警告した。
「現時点で様々な相手と話をしている」
「レース週末にサーキットの広告の多さを見れば、非常に関心があることが分かると思う。我々はかなり多くの話し合いを進めている。通常のスポンサーシップの話し合いでは、人々は事実やすべてを知りたがり、時間をかける。でも、話し合いはいいことだよ」
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