
プラマックのホルヘ・マルティンはMotoGP第10戦オーストリアGPのスプリントレース中にクラッシュを引き起こしたとして、決勝でロングラップペナルティを受けた。彼は決勝後もこの裁定に納得しておらず、FIMスチュワードの判断を批判している。
マルティンはスプリントレース1周目、ターン1のイン側からポジションアップを試みるも、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と接触。これが多重クラッシュの引き金となった。
接触で弾かれたクアルタラロのバイクはマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)とも衝突。さらにマルコ・ベッツェッキ(VR46)、ヨハン・ザルコ(プラマック)、ミゲル・オリベイラ(RNF)らが転倒してしまった。そしてこの件はレース後審議されることとなった。なおマルティン自身は問題なく走行を続け、スプリントレースを2位でフィニッシュしている。
そして後に、FIMスチュワードはマルティンが無責任なライディングでクラッシュを引き起こしたと判断し、翌日の決勝レースでロングラップペナルティを科す裁定を下した。
しかし、マルティンは当初から自分の責任ではないと、この裁定に納得していない様子を見せていた。決勝ではロングラップペナルティもあり、7位でのフィニッシュとなったが、レース後もやはりスチュワードの判断には納得しかねている様子だ。
ペナルティに同意するかと問われたマルティンは次のように語っている。
「いや、何度もレースを見直しているんだ。多くのライダーや、ランディ・マモラ、ジャーナリストの人とも話をした。何度も見直していると僕のせいじゃないというのが分かる。複合的な状況だったんだ」
「今日(決勝レース)では、他のライダーがもっとアグレッシブな動きをしていたけど、お咎めはなかった」
「だけどスプリントではあんな感じだったんだ。僕は運が悪かったと思うし、スチュワードがレース中にペナルティを与えられず、より重要な決勝レースで与えてくるのは残念だ」
「チャンピオン争いにおいては、自らのチャンスを台無しにしてしまうものだ」
「ただひとつ言えるのは、彼らは行動を罰し、誰かにペナルティを与える必要がある中で、楽な選択肢を選んだ……そういうことだ」
マルティンはランキング2番手を維持しているものの、オーストリアGPを終えて首位のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)との差が62ポイントまで広がった。
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