
フェラーリのF1ドライバーであるシャルル・ルクレールは、将来的に弟のアーサーと組んでル・マン24時間レースに挑戦したいと考えていると明かした。
フェラーリは今季からWEC(FIA世界耐久選手権)でハイパーカー『499P』を走らせており、今年のル・マン24時間レースでは51号車がいきなり総合優勝を達成。それを間近で見ていたルクレールはル・マンに対する興味が刺激されたようだ。
将来的なル・マン参戦について前向きだと語っていたルクレールが、その実現に向けた新たなアイデアについて口を開いた。
motorsport.comの独占インタビューに応じたルクレールは、現在F2に参戦中であり、フェラーリ・ドライバー・アカデミーの一員でもある弟のアーサーと一緒にル・マンに参戦することを考えてきたと語った。
ル・マンで弟と組むことについて考えたことはあるかと訊くと、彼は次のように答えた。
「ああ、そうだね……何度もあるよ」
「いつか絶対にやりたいことなんだ。弟と一緒にね。でも、実現するかどうかは分からないよ」
ルクレールはもうひとりのチームメイトについて、フェラーリの現WECドライバーであり、長年の友人のひとりであるアントニオ・フオコの名前を挙げた。
「アントニオもフェラーリ・ファミリーの一員だ。彼は僕の親友の1人で、僕たちは一緒に成長してきたんだ」
「彼はすでにその日のためにトレーニングしているよ! それが可能かどうか、そしてすべてのプランがうまくいくかどうかを見てみよう。僕たちはみんな、違うカテゴリーでレースをしているからね。だけど、いつかはね」
ルクレールは、フェラーリ50号車がポールポジションを獲得し、51号車がル・マンを制するという歴史的な瞬間に立ち会えたことを喜んでいる。
「素晴らしかったよ。特にフェラーリが優勝したからね」
そうルクレールは『Eurosport』のインタビューで語った。
「2台目のフェラーリ(50号車)にとっては不運だった。小さな石がラジエーターに当たって、その影響で大きくタイムをロスしてしまったんだ。でも、僕はすぐ近くで応援していたし、フェラーリが勝ってくれて本当にうれしい」
「フェラーリの今の活躍を誇りに思う。クレイジーだったよ」