2023.8.9

アストンマーチンF1、シーズン後半も攻めの姿勢崩さず。来季への開発切り替え時期到来も今季の戦いに注力継続

Andy Hone / Motorsport Images

 今季のF1はベルギーGPを終了し、夏休みに突入。多くのチームがここを機に来季用マシンへ開発の焦点を移すが、アストンマーチンはシーズン後半も今季マシンの開発の手を緩めないと明かした。

 アストンマーチンはシーズン開幕こそレッドブルに次ぐ2番手チームとして大躍進を見せたものの、シーズン中盤にかけてはいくつかのレースで苦戦。メルセデスやフェラーリ、マクラーレンといったチームの後塵を拝することも増えた。

 チーム代表を務めるマイク・クラックはベルギーGPを前に、調子の落ち込みはマシン開発やセットアップによる“副作用”だと説明していた。

 そのベルギーGPでは、フェルナンド・アロンソがマクラーレン勢やメルセデスの1台を従えて5位入賞。チームの状況は好転したようだ。

 チームは回復への道を歩んでおり、クラック代表はシーズン後半戦が開始されるオランダGP以降もアップデートを投入し、AMR23のパフォーマンスを引き上げると示唆した。

 残りのシーズンでいつアップデートが投入されるか、と尋ねられたクラック代表は次のように答えた。

「全てのレースでアップデートがある。(オランダGPが行なわれる)ザントフールトのパーツリストを見てもらえれば、どんなモノか分かると思う」

 ライバルチームの中には2024年型マシンに開発を移す中、クラック代表は2023年型マシンの開発を継続するつもりだと強調する。

「我々は(開発の)スイッチを切っている訳でない」とクラック代表は言う。

「フル稼働だよ」

 チームを再び上位に押し上げるためには何が必要かと聞かれたクラック代表は、次のように答えた。

「魔法の弾丸……それがあればいいのだけど」

「とはいえ、我々は開発計画を立てていて、我々はそれに従っている。そして何が起こるかによって、どのような方向性を取るか見極める必要がある」

「また11レースを終えた今は、(反省点を)振り返る機会だ。コンストラクターズランキングでは3番手につけているし、結果が出れば期待も高まる」

「しかし我々がどこから上がってきたのかを忘れてはいけない。開発を推し進める中で、自分たちが大きなステップを踏んできたことも認識しなければいけない」

「広い視点で、自分たちが何を達成したかを確認することも重要だ」

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出典: https://jp.motorsport.com/f1/news/aston-martin-not-turning-off-development-preparing-f1-dutch-gp-upgrade-/10503978/
この記事を書いた人 Motorsport Network.

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