
<CPKC女子オープン 3日目◇27日◇アールグレイGC(カナダ)◇6709ヤード・パー72>
来週に迫るリシャッフル(出場優先順位見直し)に向けて正念場の吉田優利にとって、大きく後退するムービングデーになった。首位と4打差の7位からスタートしたが、1イーグル・2バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「75」と落とし、トータル1オーバー・39位タイまで順位を下げた。
大会を中継するWOWOWのインタビューでは「すごい大変な一日。悪いゴルフはしていなかったけれど、ちょっとずつのミスで大きくスコアを崩してしまった」と振り返る。フェアウェイキープは8回、パーオンは10回とまずまずだったが、ミスをカバーしきれず、かみ合わない一日だった。
前半はおはようバーディにバウンスバックもあり、1つ伸ばして折り返した。だが、流れに乗りたかった後半で失速。11番でボギーとすると、12番ではバンカーにつかまって難しいライから寄せられず。悪い流れを断ち切れずに、13番まで3連続ボギーを喫して一気にスコアを落とした。
ティイングエリアが前に出て実測489ヤードとなった14番パー5では2オンに成功し、「完璧なショット」と傾斜を使い3メートルにつけてイーグルを奪った。これを息を吹き返すきっかけにしたかったが、15番でボギーとすると、最終18番ではラフに苦しめられて5オン1パットのダブルボギー。「もう少しいいスコアを出したかったというのが本音」とハーフ「41」を悔やんだ。
ルーキーイヤーを戦っているが、5月に行われた第1回リシャッフルでは下位に沈み、タフな夏場を強いられている。来週の「ポートランドクラシック」後には2度目のリシャッフルが行われ、現在130位につけているポイントランキングを80位以内まで上げることができれば、シード選手と同等の試合数を確保でき、これがアジアシリーズ出場権やシード権獲得への大きな一歩となる。それに届かなかったとしても、少しでも上の順位にいることが大事だ。
「あとは伸ばすだけだと思う。休んで、あしたいいプレーができるように頑張ります」。最終日はこのうっぷんを晴らすような会心のラウンドで浮上し、ビッグポイントを獲得したい。
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