
<アース・モンダミンカップ 事前情報◇21日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6650 ヤード・パー72>
今季なかなか調子が安定しなかった木村彩子だが、ディフェンディングチャンピオンとして出場する「アース・モンダミンカップ」に向けてしっかりと調子を上げてきた。
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木村が「前半戦、ゴルフの調子があまりよくなくて」と語るように、開幕から12試合で予選を通過したのはわずかに3試合のみと低迷。しかし、「焦りもあったんですけど、やることをやっていれば結果はついてくると辛抱強く続けていたら、最近よくなってきた」と、「リシャール・ミル ヨネックスレディス in 朝霧」から3試合連続の予選通過を果たし、直近2試合ではトップ5に入る活躍を見せている。
連覇達成のため、“ゲン担ぎ”も欠かさない。昨年優勝した際にキャディを務めた坂口悠菜が今年も木村のバッグを担ぐ。さらに、前週「ニチレイレディス」では、昨年同様、南秀樹コーチが木村のバッグを担いだ。「去年とまったく一緒だから、ゲン担ぎですね」と笑顔で話す木村。「ニチレイレディスで南コーチがキャディをしながら細かく調整してくれて、その情報を今週キャディを務めてくれる坂口悠菜さんに共有してあって、細かく修正を続けながらやっています」と、連覇に向けて余念がない。
「一応私自身にも南コーチから共有してもらってるんですけど、私忘れっぽくって(笑)」と冗談交じりに話すが、キャディを務める坂口にも共有されるのは「コーチよりも私のことをよく理解してくれている」と、全幅の信頼を寄せているから。「今日もハーフの練習ラウンドをしながら、こういう練習を上がったらしてみようかとか、そういう提案をしてくれました」と、教えてくれた。
今年のコースセッティングについて「去年よりラフが深い気がする。入ってしまうと探すのが大変な感じ」と、他の選手同様にラフの長さを言及。「ラフに入れないようにしたい」と話すだけでなく、「これぐらいのラフなら何番までいけるかチェックしてきました」と対策もばっちり。
高額賞金大会だけあって、記者から賞金額によってモチベーションが変わるのか問われると「やっぱり、ありますね」と正直な回答。「優勝はもちろん、優勝争いできれば、その分賞金も高くなる。絶対上位にはいきたい」と意気込む。
昨年は優勝賞金で「高級車を」と話していた木村だが、実際には「実家のトイレとお風呂場のリフォーム代に充てられました」とのこと。今年優勝したら「自分の部屋のリフォームを」と画策しているのだそう。さらに、母親がほしいと話す「白のカイエンも買ってあげたい」と、親孝行な一面も見せた。
「フェアウェイにいけばチャンスはあるので、結構私には向いている」と、コースとの相性のよさに自信を見せる木村が王者防衛なるか注目があつまる。初日は8時35分にアウトからのスタート予定だ。(文・杉本夏希)
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