【100年フード】旬の魚介や野菜、山菜を煮込んだ一人鍋料理。秋田県「秋田かやき」

「未来の100年フード部門〜目指せ、100年！〜」に認定されている、秋田県の「秋田かやき」。

「かやき」は、日本海側東北地方で食べられるひとり鍋料理の一種。浜の漁師たちが大きなホタテの貝殻を鍋代わりに使用した「貝焼き」が訛ったものと言われています。古くは江戸料理集にあり、徳川将軍が関わる重要な饗応食にアワビの貝殻を鍋にした「貝焼き」が登場しています。

秋田県では昔から家庭で親しまれてきたものとして、味噌、醤油味、秋田名物ハタハタから作られた魚醤のしょっつる味が定番の味付けで、クジラの脂身を食べる「クジラかやき」、夏は「ナスかやき」、豚肉の「肉かやき」が人気。「秋田かやき」は郷土の歴史に育まれてきた「かやき」を進化させ、現代に合わせて創造されたものです。

県内の各飲食店にて提供されており、和・洋・中の様々な味付けで、旬の魚介や野菜、山菜などを煮込んだ各店自慢の一人鍋として人気のメニューです。また大きななめこを使用し「秋田かやき」のタレで煮込んだ「鳥海なめこ汁」は、「ニッポン全国鍋グランプリ2020」でも準グランプリを獲得しました。

秋田に伝わる郷土の味をぜひお楽しみください。

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【秋田かやき協議会】

http://akitakayaki.com/