2023.11.19

【100年フード】野菜の旨味をたっぷり味わう、宮城県「けの汁」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、宮城県の「けの汁」。

けの汁は豊里町の二ツ屋地区に伝わる郷土料理です。毎年1月中旬になると、大根やジャガイモ、タケノコ、焼き豆腐、油揚げ、ワラビ、ささげ(豊里特産のインゲン豆のような赤い豆)など十数種類の材料を使い、みそやしょうゆなどで味付けをしたけの汁が食べられます。

江戸時代後期に、二ツ屋地区に移り住んだ盛岡藩の領民によって伝えられたとされる固有の食習慣で、小正月の習慣として今も親しまれています。

似た材料を使う同名の汁物が青森県の郷土料理として知られていますが、二ツ屋地区では「カユの汁」とも呼ばれ、昔あった飢餓を思い出し、当時の辛苦を忘れないよう米飯をやめ、正月16日だけカユと汁を食べ昔の苦を偲ぶ習慣が今に残ったことが語源ともいわれています。

野菜の旨みと調味料の味わい深い美味しさ、豊里町の二ツ屋地区だけで作られている幻の郷土料理「けの汁」をぜひ味わってみてくだださい。レシピも公開されているので、寒い日に栄養満点なけの汁を作ってみるのもいいかもしれませんね。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-miyagi/

【豊里コミュニティ推進協議会】

https://miyagi-toyosato.jp/

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

出典: https://www.drivenippon.com/news/63409/
この記事を書いた人 Drive! NIPPON編集部

SHARE

FAVORITE

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT