2023.11.1

【100年フード】長年愛される安来の名物和菓子。島根県「清水羊羹」

「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、島根県の「清水羊羹」。

清水羊羹は、安来市清水町にある名刹・瑞光山清水寺周辺で提供される代表的な和菓子です。

起源は古く、平安時代に天台第三祖慈覚大師円仁が遣唐の帰路に清水寺に立ち寄り、羊の肝料理を食べた話をしましたが、瑞光山清水寺は天台宗のため肉食を禁じられていました。そこで、肉や魚などを使わない精進料理として羊の肝を使った料理を再現したことが、清水羊羹の始まりとされています(諸説あり)。

その後、鎌倉時代末期に瑞光山清水寺より清水羊羹の製造方法が人々に伝授され、現在は清水寺周辺で4つの製造所で受け継がれています。

清水羊羹の主な原料は小豆・砂糖・寒天等(製造所によっては、左記の3つのみ)で、「無添加」「手作り」の伝統的製法が伝承されています。製造所によって微妙に違う配分や製造過程により、独自の味や口当たり、舌触り、後味の違いが楽しめます。

清水寺の参拝客や地域の人々に愛されている安来の名物。お土産にもオススメです。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-shimane/

【安来市】

https://www.city.yasugi.shimane.jp/

出典: https://www.drivenippon.com/news/63081/
この記事を書いた人 Drive! NIPPON編集部

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