春になるとやっぱり春らしく桜やネモフィラなど、可愛くて綺麗なお花を見に行きたくなっちゃいますよね!ですが今年は少し方向転換、紫色の美しい藤の花を観にいきませんか?今回ご紹介するのは、日本の固有種でもある“藤”が見られるスポットです。紫色に咲く藤の花は、春にしか見られない美しい景色を見せてくれますよ!
亀戸天神社 / 東京

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東京都江東区にある「亀戸天神社(かめいどてんじんじゃ)」です。学問の神様である菅原道真が祀られています。東京でも随一の藤の花の名所で、境内にある100株以上の藤の花が咲き誇る景色は圧倒されます。

昼間に訪れた際探してほしいのが鮮やかな朱色の橋と、淡い紫の藤の花のコントラストが美しく見えるポイント。とても美しいです。また夜は都内とは思えないほどの静けさの中でライトアップされた藤の花が幻想的で、昼夜で見えるものが変わるのも風情があり素敵です。
あしかがフラワーパーク / 栃木

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栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」です。佐野藤岡ICより車で18分ほどの場所にあります。一年中さまざまな花が咲くあしかがフラワーパークですが、特に美しいのが藤の花。こちらでは、「世界の夢の旅行先10ヶ所」に選ばれたこともあると言う、素晴らしい紫の絶景を見ることが出来ます。

樹齢150年にも及ぶ600畳敷きの藤棚を持つ大藤や、長さ80メートルにもなるという白藤のトンネル、キバナ藤のトンネルなど、様々な藤を楽しむことが出来ます。例年4月下旬から5月中旬までが見頃で、例年パーク内でライトアップが催される期間もありますので要チェックです。
ふじの咲く丘 / 群馬

群馬県藤岡市にある「ふじの咲く丘」です。藤岡市は藤の花を市の花に認定しており、広い園内には45種類の藤の花を見比べたり、観賞したりできる見本園というエリアもあり、様々な藤の花の魅力を見ることが出来ます。

なかでも全長が250mにもなる藤棚は、藤の花がシャンデリアのように上から垂れておりその景色は圧巻です。園内には紫色だけでなく、白やピンク、そしていろいろな形のふじのはなもあり、4月下旬から5月上旬にかけての見頃の季節には県外からも多くの方が来園します。
笠間稲荷神社 / 茨城

茨城県笠間市にある「笠間稲荷神社(かさまいなりじんじゃ)」です。日本三大稲荷神社の1つにもなっている神社で、秋に行われる菊神社が有名なためそちらを知っている人もいらっしゃるのではないでしょうか?春には藤の花が綺麗に咲く北関東の名所の1つです。

神社の境内には、樹齢400年とも言われる藤の大木が2つあり、一つは八重の藤、もう一つが大藤という品種です。前者はぶどうのような花をつけて、後者には花の長さが1mにもなる、どちらも見応えのあるものとなっています。県内有数の立派な藤の花を見に笠間稲荷神社へ足を運んでみましょう。
牛島の藤 / 埼玉

埼玉県春日部市にある「牛島の藤(うしじまのふじ)」です。東武野田線・藤の牛島駅より歩いて10分ほどの場所にあります。こちらでは、国指定天然記念物にも指定されており、その樹齢はなんと1,200年とも言われている藤を見ることが出来ます。

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花房の長さは、長いものでなんと2メートルにも及ぶという、名実ともにスペシャルな藤です。藤棚の面積は約700㎡もあり、広い藤棚いちめんに美しい紫色をした藤が咲き誇るさまは、圧巻です。例年の見頃は4月の下旬から5月の上旬にかけてです。
天王川公園 / 愛知

愛知県津島市の「天王川公園(てんのうがわこうえん)」です。津島駅から徒歩15分程度の場所にあります。こちらでは例年「尾張津島 藤まつり」が行われており、県外からも観光客が訪れるという人気イベントです。

かつて津島市は「藤浪の里」と言われていたほどの藤の名所だったそうです。天王川公園には、長さ275m、面積約5,034㎡にも及ぶ大きな藤棚があり、美しい紫のカーテンを楽しむことが出来ます。また川が舞い落ちた藤の花で薄紫のカーペットのようになっているのも美しいです。
岡崎公園 / 愛知

愛知県岡崎市の「岡崎公園」です。名鉄・東岡崎駅より、歩いて15分ほどの場所にあります。岡崎公園と言えば桜の名所としても有名、しかし桜を観た後もう一回ここに再訪したくなるほど藤の花も美しいです。

公園南側の堤防沿いに、約1300㎡にも及ぶ藤棚があり、春になると見事な紫色の花が咲き誇ります。岡崎公園は徳川家康生誕の城を公園にしたもので、岡崎公園の藤は「五万石藤」とも呼ばれており、市の天然記念物にも指定されているんだそう。広い天井が紫色の藤で覆われている様に、春を感じます。
広藤園 / 愛知

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愛知県碧南市にある「広藤園(こうとうえん)」です。名鉄・碧南中央駅より、市営バスで30分ほどの場所にあります。「広の長藤」として愛されており、春には藤鑑賞とあわせてライトアップやお茶会が催されています。

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1000㎡にも及ぶ敷地に1.5メートル以上の長い花房が咲き誇ります。藤の花が降り注ぐように咲く藤棚は圧巻です。こちらの「藤まつり」では、ぼんぼりによるライトアップも行われます。昼だけでなく、夜もその姿を楽しみたいですね。
鳥羽水環境保全センター / 京都

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京都府京都市にある「鳥羽水環境保全センター」です。こちらは大規模な下水処理施設なのですが、この施設の一角に京都府内でも有数の規模を誇る藤棚が設けられています。春になると期間限定で一般向けに公開されます。

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こちらの藤棚は、120メートルにも及ぶ回廊になっています。この藤は「鳥羽の藤」と呼ばれ親しまれており、開放日には多くの人で賑わうんだそう。藤とともに、施設の見学もできます。白色や濃い紫の美しい藤の花が咲き乱れます。
平等院鳳凰堂 / 京都

京都にある「平等院鳳凰堂」です。言わずと知れた、10円玉のモデルになっているスポットとして有名なこちらですが、実は藤の名所でもあるんです。鮮やかな紫色の藤と、建物の赤の見事なコントラストは、ここでしか見られない絶景です。

平等院鳳凰堂の藤の樹齢は約280年。全部で4株の藤があり、長いものだと1mほどの長さの花房もあるんだとか。ぜひとも平等院鳳凰堂をバックに藤棚を写真に収めてみてくださいね。毎年4月下旬ごろに見頃を迎えています。
白毫寺 / 兵庫

藤の名所は、兵庫県丹後市にある「白毫寺(びゃくごうじ)」です。JR福知山線・市島駅より、タクシーで8分ほどの場所にあります。こちらでは「九尺藤」という藤を見ることが出来ます。兵庫県民も愛する藤の花の絶景が広がります。

「九尺藤」とは園芸品種名で、花穂の長い藤のことを言うんだそう。今までで一番長いものでは、約180センチを記録しているんだとか!長い藤が咲くその様子は、まるで紫のカーテンのようで美しいと評判です。通常5月初旬から中旬にかけて咲くそうです。
河内藤園 / 福岡

福岡県北九州市の「河内(かわち)藤園」です。都市高速大谷ICよりほど近い場所にあるこちらでは、20種類以上の藤の花を見ることが出来ます。「日本の最も美しい場所31選」にも選ばれたことのある美しい景色です。

開花状況に応じて4月中旬~5月中旬の開放となります。様々な色・種類の藤の花が見せてくれるこの美しい景色を見ようと、毎年国内外から多くの観光客が訪れます。予約チケット制での入園になっているので、必ず事前に購入してから訪れてみてくださいね。
中山の大藤 / 福岡

福岡県柳川市の「中山の大藤」です。中山熊野神社では毎年「中山大藤まつり」が行われており、樹齢300年にもなる藤の樹木の美しい花を見ることが出来ます。このお祭りは、毎年県外からも多くの方が訪れる大人気イベントです。

中山熊野神社の藤棚は約350坪あり、毎年130センチの長さにも及ぶ藤が咲くんだそう!水面に藤が映る様子もとっても素敵です。広い藤棚の下を通ると、その綺麗な色や香りで春を感じられると評判です。また橋を通して見える藤も幻想的ですね。
藤山神社 / 長崎

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長崎県にある「藤山神社」です。こちらでは、九州の中でも随一の規模を誇る藤の名所。神社の鳥居の向こうに藤棚が見える光景は特にフォトジェニックで、まるでアニメの世界のようだとSNSで話題になりました。

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「大藤」は、県指定の天然記念物にもなっており、その樹齢は600年を超えるんだとか。例年の見頃は4月の下旬〜5月の上旬頃で、ちょうど連休の時期でもあるので、ゴールデンウィークのお出かけにもぴったりですよ。
この春は“紫のカーテン”を見に行こう!

春に見られる“藤”の名所をご紹介しました。意外とあなたの行ける場所にも藤の名所がありましたね!是非春にしか見られない、藤が織りなす美しい紫のカーテンを見に行ってみてくださいね。
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