2024.2.29

きっと忘れられない春になる。大切な人と見たい“京都の桜の名所”18選

もうすぐ春がやってきます。日本人にとって桜は特別ですよね。そんな特別な桜を大切な人と見ると、きっと素敵なはず。春は京都が特別に輝く季節。美しい京の街並みや建物とあでやかに咲く桜のコラボレーションは世界に誇る絶景です。王道だけど絶対に見たい京都の桜の名所を18ヶ所ご紹介します。さぁ、大切な人と特別な春を過ごしてみませんか?

伏見十石舟 / 京阪中書島駅

見頃▷3月下旬〜4月上旬

出典:pixta.jp

まずご紹介するのは、伏見区にある「伏見十石舟(じゅっこくふね)」です。こちらは、昔ながらの町並みが残る川の上を船に乗って観光できるスポット。春になると川沿いの桜が満開になり、一面ピンク色の景色の中を船で通ることができるんです。

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桜の花びらが川の水面に落ちると、特に素晴らしい絶景を見ることができます。舟は約40分間で往復するコースになっており、途中で下船して「三栖閘門資料館」という資料館で、展示を見ることができます。運行期間は例年3月中旬からとなっています。当日乗車は難しいようなので事前予約をおすすめします。

十石舟乗船場

産寧坂 / 清水五条駅

見頃▷3月下旬〜4月上旬

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昔から清水寺の参道として栄えてきた歴史ある通り「産寧坂」です。「三年坂」とも呼ばれています。そんな産寧坂では、和風の街並みとしだれ桜がコラボした景色を見ることができます。

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沿道にはお土産物屋さんなど、様々なお店が並んでいて、昼間は賑わいを見せます。一方夜になれば人通りが減り、情緒ある街並みの中に桜が咲き誇るフォトジェニックな風景も見られますよ。清水寺が近いので、合わせて観光するのもおすすめです。

産寧坂

仁和寺 / 御室仁和寺駅

見頃▷4月上旬~4月中旬

「仁和寺」は真言宗御室派の総本山。世界遺産にも登録され、国宝の金堂をはじめ数々の国の重要文化財を保有しているお寺です。そんな仁和寺は京都屈指の桜の名所としても有名です。仁和寺の桜には京都の桜の中でも最も遅咲きだといわれてる桜もあるのです。

御室花まつり:2024年3月23日(土)~5月6日(日)

仁和寺の桜の名所といえば「名勝 御室桜(おむろざくら)」です。御室桜は、遅咲きの桜で、お寺の中門あたりが桜の林になっており、あたり一面ピンク色に染まります。その他にもソメイヨシノやしだれ桜が咲き誇ります。世界遺産にも登録された美しい建物とのコラボレーションは一度見たら忘れられない絶景です。

仁和寺

清水寺 / 清水五条駅

見頃▷3月下旬~4月上旬

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清水の舞台が有名な「清水寺」。京都の超定番スポットの清水寺境内には1,500本の桜が咲き誇ります。広い清水寺をゆっくり拝観しながら、桜を見て回るのがオススメです。あの有名な清水の舞台から見下ろす桜は格別の美しさです。

春の夜間特別拝観:2024年3月23日(土)~3月31日(日)

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清水寺の名所、三重塔や音羽の滝とともにみる桜もとっても素敵です。山の中にある清水寺ならではの山桜を見ることもできます。桜の季節に訪れたことがない方には是非行っていただきたいスポットです。またライトアップも行っているので夜桜を楽しむこともできますよ。

清水寺

円山公園 / 祇園四条駅

見頃▷3月下旬~4月上旬

「円山公園」は、回遊式日本庭園に茶屋などが点在している桜の名所として知られています。桜が咲き誇る園内の中でも一番目を引くのが大きなしだれ桜です。このしだれ桜は樹齢約80年「祇園枝垂桜」として親しまれています。

堂々と凛として咲いているしだれ桜は圧倒される迫力があります。堂々としていながらもどこかはかなげな祇園しだれに目が離せません。夜はライトアップが行われ、夜桜を楽しめます。京都市内最古の公園で素敵なお花見をしてみませんか?

円山公園

東寺 / 近鉄東寺駅

見頃▷3月中旬~4月中旬

五重塔があり、京都らしい風情を感じる「東寺」。五重塔、南大門、金堂など、お寺として見どころがいっぱいですが、桜の名所として有名なんです。東寺の桜は豪華絢爛で華やかだと評判なんですよ。力強い雰囲気の建物と桜の相性は抜群です。

夜桜ライトアップ期間:2024年3月16日(土)~4月14日(日)

東寺は境内にソメイヨシノをはじめとした桜が競い合って咲いています。中でも「不二桜」と名付けられた八重紅枝垂れ桜があり、圧倒されそうなほどの迫力があります。なんだかパワーがもらえそうですよね。桜と五重塔という京都らしい組み合わせを楽しめるのは、桜の季節だけです。

教王護国寺(東寺)

蹴上インクライン / 地下鉄蹴上駅

見頃▷3月下旬~4月上旬

「蹴上(けあげ)インクライン」も桜を見るのにおすすめのスポットです。桜の名所といえば寺社仏閣が定番ですが、こちらは運河の船を運ぶために使用されていた鉄道の跡地です。現在は廃線されており、線路の上を歩きながら桜を楽しむことができます。

あまり歩けない線路の上を歩くことと、頭上一杯に広がる桜のトンネルが相まってとっても幻想的なんです。他の人とは違ったお花見体験ができるのではないでしょうか。線路は580mほど。これだけの長さがあれば、大切な人とゆっくりおしゃべりしながら桜の下を歩けますね。

蹴上インクライン

祇園白川 / 祇園四条駅

見頃▷3月下旬~4月上旬

京都らしい風情が残る祇園。そはこに静かに流れる白川に、柳の木が映え、石橋がかかっており京都らしい光景が見られます。ロケ地としても多く使われる祇園白川は桜が美しい桜の名所でもあるのです!石畳と桜、川のコラボレーションを楽しむことができます。

出典:pixta.jp

朱色の玉垣に、石畳、そして満開の桜。京都でしか見ることができない絶景です。また例年ライトアップも行われており、夜桜が楽しめるスポットでもあります。大切な人と桜を見ながら風情ある街並みをお散歩するのがおすすめです。

祇園白川

醍醐寺 / 醍醐駅

見頃▷3月中旬~4月上旬

出典:pixta.jp

「醍醐(だいご)寺」の桜は豊臣秀吉の「醍醐の花見」が有名です。豊臣秀吉という天下人をも魅了した桜は、長い年月が経った現在でも私達を魅了します。約800本の桜が境内を彩り、境内では3週間の間様々な桜が咲き誇ります。とても華やかな光景です。

醍醐寺の見どころは霊宝館前のしだれ桜です。見るものを圧倒する迫力の桜は京都に来たら一度見る価値ありです。他にも約1,000本の桜の木があると言われている醍醐寺。古からの歴史を感じながらゆっくりお花見してみてはいかがでしょうか。

醍醐寺

哲学の道 / 銀閣寺前(バス)

見頃▷3月下旬~4月上旬

出典:pixta.jp

銀閣寺近くにある「哲学の道」。名だたる哲学者、思想家たちがこの道を考え事をしながら歩いたといいます。京都散策のコースとしても人気で自然溢れる哲学の道ですが、春は特別美しい季節です。川沿いに咲く桜が見事な桜の名所なんですよ。

哲学の道は満開のときも美しいのですが、桜が散り始めた頃もとっても美しいんです。散った桜が川一面を覆いつくしピンクの絨毯を作ります。桜吹雪のなか、大切な人と哲学の道を歩けば、きっと一生忘れられないような素敵な春の想い出が作れますよ。

哲学の道

二条城 / 二条城前駅

見頃▷3月下旬~4月中旬

世界遺産の「二条城」は、豪華な建築物と美しい庭園が見られる人気の観光スポットです。大政奉還という日本の歴史が大きく動いた出来事の舞台として知られている二条城は、春になると桜の名所になります。毎年夜のライトアップが人気で、夜桜を見ようと多くの花見客が訪れます。

ライトアップ開催期間:2024年3月8日(金)~4月7日(日)

二条城の桜の見どころは、お城の白い城壁や石垣と桜のコラボレーション。城全体で約50種類約300本の桜が植えられていて、城内全体が春一色に染まります。八重桜や山桜群など様々な桜が見られるので見ごたえは抜群、大満足すること間違いなしの桜の名所です。

元離宮二条城

上賀茂神社 / 北山駅

見頃▷4月上旬~中旬

京都に都が遷都される前から、この地にあったとされる「上賀茂神社」。京都の中でも古い神社のうちのひとつです。そんな歴史ある上賀茂神社の春には境内のあちこちで桜が咲き、京の都の春を満喫できます。特に樹齢150年以上の紅しだれ桜「斎王桜」は見事な美しさです。

華やかな”みあれ桜”、遅さ咲きの加茂桜、3月下旬に花を咲かせる御所桜など、様々な種類の桜が長い期間にわたって楽しめるのが特徴です。天候にもよりますが、5月上旬頃まで桜を楽しめるんだとか。世界遺産にも指定されている上賀茂神社で世界に誇る桜を見てみてはいかがでしょうか。

賀茂別雷神社(上賀茂神社)

原谷苑 / 北大路駅

見頃▷4月上旬~下旬

出典:pixta.jp

続いてご紹介する「原谷苑(はらだにえん)」は、元々個人庭園でしたが桜の見事さから一般公開が行われるようになった桜苑です。約4,000坪の広大な敷地を持つ原谷苑には、約20種400本の桜が植えられており、開花シーズンには園内が桜色に染まります。

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中でも有名なのが「しだれ桜」。紅しだれ桜が密集して植えられており、一面のしだれ桜の光景が広がります。その迫力から”桜のシャワー”などとも呼ばれますよ。例年、開苑期間は3月下旬~4月下旬です。※北大路駅・円町駅、金閣寺などからタクシーで行くことをおすすめします。

原谷苑

平安神宮 / 東山駅

見頃▷3月下旬~4月中旬

「平安神宮」は平安遷都1100年を記念して1895年(明治28年)に創設されました。京都屈指の桜の名所有で、有名な文学作品の中にも数多く登場するほどの美しさなのです!先人達をも感動させる平安神宮の桜は必見です。国の名勝にも指定されています。

出典:pixta.jp

平安神宮のベニシダレザクラは見るものを圧倒する華やかさ。庭園の池に映った建物と桜の風景はこの時期だけしか見られない絶景です。朱色の建物と薄桃色の桜のコントラストが美しい桜の名所です。

平安神宮

京都御苑 / 丸太町駅

見頃▷3月下旬~4月下旬

歴代天皇が居住をした「京都御所」。京都の真ん中に位置し、京都の中心として存在してきました。そんな京都御所の周りに広がっているのが京都御苑です。広大な敷地には数多くの植物が植えられており、市民の憩いの場になっています。

敷地が広いのでゆったりとお花見を楽しむことができます。約1,100本桜の木があり、中には「桜松」といったあまり見かけない品種もあるそうです。そんな中で特に美しいと言われているのが近衛邸跡地の近くにあるしだれ桜。京都御苑に訪れたらぜひ見てみてください。

京都御苑

高台寺 / 祇園四条駅

見頃▷3月下旬~4月中旬

京都の人気観光地の三年坂や二年坂、八坂の塔など風情ある街並みの近くにある「高台寺」。豊臣秀吉の妻である寧々(ねね)のちの高台院が建てたお寺です。高台寺は紅葉の名所として有名ですが、桜の名所でもあることを知っていましたか?高台寺の桜はとっても絵になります。

美しい石庭の中に映える凛とした桜。有名なしだれ桜は現在のものが4代目なんだそうです。見る人の心を落ち着かせてくれますよね。高台寺の程近くにある、「ねねの道」は道沿いに桜が並び桜の名所となっています。高台寺と合わせてチェックしておきたいスポットです。

高台寺

平野神社 / 北野白梅町駅

見頃▷3月中旬~4月中旬

平野神社の桜は、平安時代から植樹されており、こちらの桜が咲き始めると、京都の桜が開花し始める、魁(さきがけ)の桜と言われております。また、江戸時代から夜桜を楽しむ風習があったと伝えられています。

ライトアップ開催期間:2024年3月下旬以降(未定)

境内には60種類ほどの桜が咲いていると言われており、中には平野神社から広まったとされている品種もあるんです。まるで桜の美術館みたいですね。おみくじなどにも桜のモチーフが使われているので、たのしいお花見をした記念に買って帰るのもおすすめです。

平野神社

嵐山 / 嵐電嵐山駅

見頃▷3月下旬~4月上旬

京都の一大観光地である「嵐山」。嵐山といえば秋の紅葉のイメージが強いかもしれませんが、桜の季節もとってもきれいなんですよ。夏の山の青さや紅葉と同じように、自然の雄大さを感じられる景色が魅力的です。駅からのアクセスが良いことも嬉しいポイントですよね。

美しい桜を「桂川」や「渡月橋」と楽しむのがおすすめです。河原でゆっくりお花見するのもいいですね。写真に映える景色なので、写真を撮ることを目的に訪れてもいいかもしれません。市内からは少し離れてしまいますが、嵐山で春の自然を味わってみては?

渡月橋

大切な人とみたい京都の特別な桜

桜の季節は一年の中でも特別な季節。桜の季節を大切な人と過ごせたら素敵ですよね。日本の中でも風情があると人気の京都は、桜の季節になるとその美しさに磨きがかかります。歴史と日本の美が融合する京都の桜を大切な人と見に行ってみてはいかがでしょうか。きっと忘れられない春になるでしょう。

出典: https://retrip.jp/articles/79010/
この記事を書いた人 ik2r3km7

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