なぜ人は絶景をみると心が癒されるのでしょうか。今回は、秋の週末におすすめしたい絶景の日帰り“カメラ旅”ドライブスポットをご紹介していきます。絶景の体験や写真は、日々疲れたときにあなたの心を癒してくれるでしょう。そして、あなたの写真を見る人の心まで癒してくれるはずです。
鋸山 / 千葉
自然が織りなす異空間
千葉・房総半島の南部にあるドライブスポット、「鋸山(のこぎりやま)」です。ここは体感したいのは、断崖での「地獄のぞき」。スリルを味わいながら、美しい絶景を眺めてみませんか?
神秘的な石切り場
「鋸山」にはかつて巨大な石切場があり、その跡が今も残されています。幻想的な雰囲気は、まるで旧時代の遺跡を思わせますね。思わずカメラに収めたくなる風景ばかりの「鋸山」は、カメラ好きには外せないスポットですよ。
紅葉の時期は例年遅め
「鋸山」のある房総半島は、温暖な気候のため、紅葉が来るのが遅いエリアになります。そのため、紅葉の見ごろを迎えるのは、11月下旬から12月上旬ごろ。登山を楽しむのも良し、ロープウェイで気軽に登れるので気軽にお出かけできます。
九十九里浜 / 千葉
66キロにもわたる海岸線
千葉県にある「九十九里浜(くじゅうくりはま)」です。ここは66キロメートルも海岸線が続いている絶景スポットなんです。美しい海岸線で、写真を撮っていると、気分も晴れやかになりますね。
夕日ドライブも素敵
視界を遮るものがなく、大きな海を一心に感じることができる「九十九里浜」。ここは、美しい日の出と夕日を見ることができるスポットとしても知られています。毎年2月下旬の夕方には「ダイヤモンド富士」を撮るために、多くのカメラマンが訪れるそうです。
刑部岬からの眺めに感動
「刑部岬(ぎょうぶみさき)」は、高さ60メートルの断崖の上にあります。ここは夕日や夜景が美しい絶景スポット。晴れた日には美しい富士山を見ることもできます。カメラのシャッターチャンスが満載の人気スポットです。
草津温泉 / 群馬
迫力の“湯滝”
群馬の「草津温泉」です。ここは、言わずと知れた関東の名湯。圧倒的な存在感を発する「湯滝」は、毎分4000リットルという草津温泉の湯量の豊富さを象徴しています。
湯もみを見学
50度近い源泉を冷ますために編み出された「湯もみ」の文化。熱い木の板を使って、湯をもみます。この姿を見学することができる「熱乃湯(ねつのゆ)」に、ぜひ訪れてみましょう。大正ロマンを感じる建物で、歌に合わせて湯をもむ姿はとても素敵ですよ。
夜も素敵な温泉街
草津温泉の「湯滝」のある湯畑付近は、夜になるとライトアップされ、とても幻想的な風景を映し出します。のんびりと温泉に浸かってリラックスしたあと、この夜景をおさめてから帰るというプランはいかがでしょうか。
妙義山 / 群馬
奇岩と紅葉のコントラストを走りゆく
群馬県にある「妙義山」は、白雲山、金洞山、金鶏山の総称で、奇妙な形をした岩山を赤や黄色が取り巻く風景は、紅葉の時期に人気です。東京から2時間ほどのアクセスです。妙義山のふもとまでつながっている「妙義紅葉ライン」はドライブに最適。
妙義紅葉ライン
約15kmの妙義紅葉ライン(県道196号線)は富岡市と下仁田町を結んでいます。道中に古い歴史を持つ妙義神社や道の駅、温泉などもあり、見所はたくさんありますよ!周辺には、富岡市や軽井沢があるので、1日満喫できるはずです。
榛名湖
出典:pixta.jp
妙義山から1時間ほど車で走るとたどり着くのが、もう一つの絶景ポイント「榛名湖」です。湖を見下ろすように聳える榛名富士と紅葉は美しいコラボレーションを見せます。湖を一周するドライブもオススメですよ。
那須 / 栃木
紅葉の名所へ!
出典:pixta.jp
栃木県にある「那須」。東京から約180キロメートルの那須は、日帰りドライブにもおすすめのスポット。自然に囲まれ、四季折々の美しさがある那須ですが、秋は素晴らしい紅葉を見ることができます。
茶臼岳の「姥ヶ平」
「茶臼岳(ちゃうすだけ)」は、紅葉の名所として知られています。中でも有名なのが、「姥ヶ平(うばがだいら)」。ひょうたん池に映る紅葉の絶景が有名です。多様な植物があることから、カラフルな紅葉を楽しめます。「茶臼岳」の9合目までは那須ロープウェイで行くことができるので、山歩きが心配な人にもおすすめですよ。
滝と紅葉のコントラスト
もう1つ、那須で紅葉の絶景スポットをご紹介します。それは「駒止(こまどめ)の滝」です。観瀑台も整備されており、滝の様子を一望することができます。滝の水と紅葉のコントラストは、まさに写真に残したい絶景と言えるでしょう。
牛久大仏 / 茨城
世界最大級の巨大大仏
茨城県にある「牛久大仏」です。この大仏は、なんと全長120メートル。世界で最も高いブロンズ製の大仏として、ギネス記録にも認定を受けています。圏央道を走る車中からも、その姿が見ることができますよ。
大仏とコスモス
出典:pixta.jp
「牛久大仏」の近くには、四季折々の花畑も一緒に楽しむことができるスポットもあるんです。秋は、一面にコスモスの花が咲きます。可愛らしいコスモスの花と巨大な牛久大仏のコラボレーションを写真におさめてみませんか?
筑波山の紅葉
出典:pixta.jp
合わせて訪れるなら、「筑波山」がおすすめです。筑波山ケーブルカーでは、美しいもみじの紅葉を見ることができます。また、もみじライトアップと夜間運行も行われます。2023年は10月1日~2024年2月25日の土日祝に開催されます。幻想的なもみじの紅葉を眺めてみませんか?
奥多摩 / 東京
美しいダム湖の絶景
東京にある「奥多摩(おくたま)」です。東京西部にある「奥多摩」は、紅葉の美しいスポットとして知られています。ダム湖である奥多摩湖(正式名称:小河内貯水池(おごうちちょすいち))には周囲の木々の紅葉が美しく映ります。
ドライブしながら紅葉狩り
奥多摩湖は、奥多摩周遊道路を利用して、ドライブしながら紅葉を楽しむこともできます。奥多摩周遊道路の途中にある「月夜見(つきよみ)駐車場」は、奥多摩湖を一望することができるビュースポットとして人気がありますよ。
「鳩ノ巣渓谷」の紅葉もおすすめ
紅葉の名所として知られる「鳩ノ巣渓谷(はとのすけいこく)」。ここは美しい渓流とごつごつとした岩場で知られる絶景スポットです。秋は紅葉が周囲に映え、さらに美しい景色を織り成します。
長瀞 / 埼玉
岩畳と紅葉の世界
埼玉の「長瀞(ながとろ) 」です。「長瀞」と言えば、国の指定名勝であり、天然記念物として知られる「長瀞岩畳(いわだたみ)」。約600メートル続くこの岩畳は、見る人を圧倒させる美しさが満ちています。
紅葉のライン下りも素敵
秋になると岩畳の周囲には、素晴らしい紅葉が広がります。水面には紅葉や空の青色が映り込んだり、とても幻想的な風景を作り出します。ライン下りをして、舟の上から紅葉を楽しむのもおすすめですよ。
月の石もみじ公園
また、この季節に合わせて訪れたいのは、長瀞で紅葉の名所として知られる「月の石もみじ公園」。11月ごろから美しいもみじの赤が公園を包みます。毎年、夜にライトアップも行われています。16時から21時まで点灯されます。
狭山湖 / 埼玉
美しい湖で絶景を撮ろう
埼玉県と東京の境にあるのが「狭山湖(さやまこ)」。「狭山湖」は、県立佐山自然公園内にあるダム湖です。正式名称は山口貯水池。豊かな自然に囲まれ、秋は紅葉の散策も人気があります。
天気が良ければ、富士山も!
「狭山湖」は、夕日の絶景スポットとしても有名です。また、天気によって富士山を眺めることもできます。特に、冬は夕日に照らされる富士山の絶景を撮ることができると、カメラ好きには知られた名所なのです。
隣り合う「多摩湖」
出典:pixta.jp
また「狭山湖」には隣り合う湖があります。それが「多摩湖」です。「多摩湖」は通称で、正式名称は村山貯水池と言います。ここにある取水塔は、日本で一番美しいと評されています。まるでヨーロッパにやってきたかのような風景を撮ることができるでしょう。合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
仙石原 / 神奈川
秋を感じるススキの原
神奈川・箱根にある「仙石原高原」です。ここは秋になると、美しいススキの原っぱが一面に広がります。さらさらと風に吹かれるススキの美しさは、写真映えすること間違いなしの絶景です。
ススキの見ごろは?
仙石原のススキが見ごろを迎えるのは、例年9月下旬から11月上旬ごろまで。穂先から黄金色に変わっていくため、訪れる時期によってひと味違った景色と出会うことができるでしょう。秋の風を感じながら、絶景をカメラにおさめてみませんか?
日本庭園と紅葉
合わせておすすめしたいのが「箱根美術館」です。敷地内には、苔ともみじの美しい苔庭があります。美しい苔ともみじの紅葉が広がり、まるで別世界のような空間です。そんなアートな日本庭園の美しさを体験してみてはいかがでしょうか。
修善寺温泉 / 静岡
風情ある温泉街
静岡・伊豆の「修善寺温泉(しゅぜんじおんせん)」です。京都を感じさせる和の雰囲気のあふれる温泉街は、伊豆で最も古い温泉場と言われています。朱色の橋や竹林など、風情ある景色の紅葉に出会うことができます。
「修善寺 虹の郷」の紅葉ライトアップ
修善寺でおすすめしたい紅葉スポットは「修善寺 虹の郷(にじのさと)」です。ここは自然やSLなどを楽しむことができるテーマパーク。秋は紅葉のライトアップがされ、壮大な効用夜景を鑑賞することが出来ます。
例年紅葉の見頃になると行われる、紅葉のライトアップ。ライトアップでは、昼間には見ることができなかったような、紅葉の違う一面を見られること間違いなしですよ。ぜひタイミングを狙って訪れてみてはいかがでしょうか?
天龍峡 / 長野
エメラルドグリーンの渓谷
長野県飯田市にある「天龍峡(てんりゅうきょう)」です。ここは、諏訪湖(すわこ)を水源とした天竜川が走る渓谷。渓谷をかたどる奇岩や巨岩は、まるで水墨画のような美しさを持っています。
天竜峡には「天龍峡十勝(てんりゅうきょうじっしょう)」と呼ばれる奇岩の名所が10ヶ所あります。周遊コースがあるので、歩いて散策するのも楽しめるでしょう。また、「天竜ライン下り」では唐笠まで10キロの船旅を楽しむことができます。秋に見える紅葉の絶景を色々な目線で堪能してみましょう。
期間限定の「千畳敷カール」
合わせて訪れてみたいのが、「千畳敷(せんじょうじき)カール」。駒ヶ岳ロープウェイに乗って、北アルプスの紅葉を楽しむことができます。紅葉時期は、9月中旬から10月中旬にかけて。迫力ある岩肌とカラフルな紅葉の絶景をカメラにおさめてみませんか?
山中湖 花の都公園 / 山梨
富士山とお花畑
山梨県の「山中湖 花の都公園」です。ここは富士山のふもとにある広大な花畑スポット。夏から10月ごろまでが見ごろの百日草、秋の訪れを告げる黄花コスモスなど、季節を感じさせる花畑は、まさに写真に撮りたい絶景ですね。
広すぎる花の公園
「山中湖 花の都公園」の面積は、30万平方メートル。標高1000メートルの位置にあるため、清々しい空気を堪能することができます。近隣にある「山中湖温泉 紅富士の湯(べにふじのゆ)」でリフレッシュタイムを過ごすのもおすすめですよ。
山中湖 パノラマ台
そして、山中湖の絶景スポットと言えば「山中湖 パノラマ台」でしょう。秋はススキがなびき、秋の風流を感じる景色を作り出します。夕暮れ時、空と山中湖の水面が赤く染まる姿も、また素敵です。
日光 / 栃木
滝の迫力と美しい紅葉
最後にご紹介するのは、栃木県の「日光」です。こちらは東京から車で2時間ほどで行くことができるため修学旅行で行ったことがある人も多いのではないでしょうか。紅葉の時期は迫力のある滝と緑から赤に変わる木々、そして青い空のコントラストがとても綺麗です。
赤く染まる大自然
日光の紅葉が見ごろを迎えるのは、例年10月中旬~11月下旬ごろです。緑から黄色、黄色から赤に徐々に変わっていく大自然はどのタイミングで行っても間違いなく綺麗なはずです。自然を感じながらシャッターを切ってみてください。
車内で楽しむ一面の紅葉
出典:pixta.jp
そして日光といえば「いろは坂」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。こちらは高低差が400mほどあるため、紅葉のグラデーションを楽しむことができますよ。9月の上旬から徐々に色付き始めた葉は2ヶ月かけて麓の方に広がります。
写真を撮りに出かけよう
いかがでしたか? 関東エリアから日帰りで行く事の出来る絶景たち。素晴らしい絶景は、
撮る人のこころ、その写真を見る人のこころを癒してくれます。さぁ、日々を非日常に変えてくれる絶景を撮りに出かけてみませんか。
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