年末年始に故郷へ戻った方も多いと思います。日本の地方や田舎には、何とも言えない温かさと侘しさがありますよね。昔ながらの家々や町に身を置くと、どこか懐かしい思いに駆られてノスタルジックな気分になって日頃の疲れからもスッキリ解放されます。今回は日本の原風景を感じられるスポットをご紹介します。
角館武家屋敷 / 秋田県
四季折々に違った雰囲気を楽しむことができる「角館（かくのだて）武家屋敷」は、武家屋敷が多く残る街並みが人気のスポットとなっています。角館にある武家屋敷は見学することができるスポットもあるためぜひ実際にお屋敷の中に入って昔ながらの雰囲気を感じてみてくださいね。
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角館には宿泊することができる武家屋敷もあり、レトロとモダンが掛け合わさった武家屋敷でのんびりと過ごすこともできますよ。訪れるだけでなく、宿泊先としてもノスタルジックな気分を味わうことができるスポットです。
銀山温泉 / 山形県
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山形県の「銀山温泉」は温泉街で知られ、この場所には、昔ながらの家々が建ち並んでおり、まるでタイムスリップしたかのような気分になります。昭和時代を思わせるかのような町並みからは、つい望郷の念にかられます。
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夜にはガス灯が灯り、雪がちらつく景色をほんのりと照らして、ノスタルジックな雰囲気を演出してくれます。雪の時期には、より幻想的な雰囲気が漂います。非日常的な風景と温泉で、日ごろの疲れを吹き飛ばしてみてはいかがですか。
佐倉市 / 千葉県
千葉県佐倉市は、佐倉城を中心として発展した城下町の雰囲気残るスポットとして人気を集めています。東京からは電車で1時間ほどで訪れることができます。徒歩で散策するのもよし、レンタサイクルを利用して街を巡るのもオススメです。
佐倉城址公園近くには、約160mほど続く道の両側の竹林が美しいと言われる「ひよどり坂」があります。また佐倉市美術館では実際の歴史をみて学ぶことができ、併設されているカフェでは地元の食材を使用したお食事やデザートを味わうこともできます。
大内宿 / 福島県
福島県の「大内宿」は人里離れた山間にひっそりと息づく場所で、歴史の教科書で見たことがあるような、茅茸き屋根の家々がずらりと並んだ光景が特徴的です。昔から在るこの情景は、心にグッとくるものがありますよ。
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江戸時代から残るというこの宿場町の家々、ひとたび雪をかぶるとより一層情緒にあふれたものになります。2月には雪灯篭やかまくらに明かりがともり、センチメンタルな景色を作り出します。初めて目にするのに、ほっと安心するようなこの村にぜひ訪れてみて下さい。
忍野八海 / 山梨県
山梨県の「忍野八海（おしのはっかい）」は、悠々と腰を据えた富士山を間近に臨むこの場所にあり、、富士山の伏水流に水源をもつ湧水群です。富士山の雪解け水によってつくられる、清らかで澄みきった池は見所です。
富士山とともに、真っ白な雪をかぶった家々は、趣に満ちた日本の原風景を演出してくれています。江戸時代よりも前から時が止まっているかのようなのんびりとした空間、まるでこの数百年の時代の動きには完全に無関心でいたかのようです。
南木曽町 / 長野県
長野県の「南木曽町（なぎそまち）」は、岐阜県との県境に位置する小さな町で、江戸時代に宿場町として作られた“妻龍宿”をはじめとして、昔ながらの町並みを色濃く残しています。タイムスリップをしたような気分を味わえます。
周囲を山々に囲まれた景観は、リフレッシュ旅にぴったりです。都会の気喧騒を離れて、のんびりと深呼吸してみてくださいね。“日本で最も美しい村連合”の一つにも数えられるこの場所、レトロでノスタルジックな町並みがあなたを待っていますよ。
白川郷 / 岐阜県
岐阜県の「白川郷（しらかわごう）」です。合掌造りのが代名詞のこの場所は、誰もが知っている日本の世界遺産ですね。何度でも目にしたいこの集落は、日本を代表する冬の原風景といいてもいいでしょう。
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厳しい寒さが襲う冬に、山間から村の暮らしを知らせるかのようにぼんやりと灯る灯りは、どこか切なくノスタルジックな気持ちにさせてくれます。海外からも多くの観光客を集める大人気のスポットです。街並みの一部は私有地となっているので、ルールを守って楽しみましょう。
先斗町 / 京都府
日本の昔ながらの町並みといえば京都を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。今回はそんな京都から「先斗町（ぽんとちょう）」をご紹介します。鴨川に並行して通る細いこの路地には、多くの京料理のお店が建ち並んでいます。雰囲気抜群な上に人通りも少ない、穴場スポットでもあります。
昔ながらの京都の景色が現存しているこの通りですが、さらにいくつもの細い小道がいくつも生えており、日本らしい路地裏を楽しむこともできます。軒を連ねる数々のグルメ店もどこも絶品で、どこに入ろうか迷いますよ。
倉敷美観地区 / 岡山県
岡山県にある「倉敷美観地区」です。ここは、静かに流れる倉敷川とその両脇に立ち並ぶ白壁の家々が、江戸情緒にあふれていると人気の観光スポットです。しだれた柳の緑も、景色に彩りを与えてくれます。
舟に乗った川面からは、また違った倉敷の町並みを楽しむことができてオススメです。舟の予約はできないので、当日現地でお買い求めください。またこの地区には、明治時代の西洋建築が並ぶ通りもあり、和洋折衷と時代の移り変わりを楽しむこともできます。
鐘つき通り / 埼玉県
埼玉県・川越の「鐘つき通り」です。「小江戸」として知られる川越には、風情漂う町並みが今もなお現存しています。石畳の両脇に立つ木造建築からは、当時の穏やかな生活もうかがえます。
シンボルである「時の鐘」から、鐘つき通りと呼ばれているこちらのスポット。時の鐘は、必ずチェックしておきたいですよね。若い人からも人気のある通りで、景観になじんだスターバックスもおしゃれと話題です。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
産寧坂 / 京都府
京都でも特に風情を感じることができる「産寧坂（さんねいざか）」です。昔ながらの町並みが、当時の人々の暮らしを彷彿とさせてくれます。周辺は寺社仏閣が多いエリアなので、より風情を感じさせてくれますよ。
春になると桜が咲くことでも有名で、これ以上ない日本の良さに酔いしれることができますよ。一度は訪れてみたい、絶景スポットです。京都で歴史を刻んできたこの町で、古来より伝わる文化と暮らしに思いを馳せてみてください。
たけはら町並み保存地区 / 広島県
広島県にある「たけはら町並み保存地区」です。歴史を語り継ぎ、町の風情を遺してきた住民の方々が、現在も住んでいらっしゃる地域なんです。伝統的な工芸品、竹細工体験ができる施設もあるんだとか。
軒を連ねる家の門前には、住民の方のおもてなしの心が宿った、季節の花が飾ってあります。そこここに散らばる粋な工夫が、あたたかい町を作り上げているんですね。江戸時代にタイムスリップしたかのような、情緒あふれる街並みを歩きながら、物思いに耽ってみてはいかがでしょうか？
ノスタルジックな世界へ
今回は、日本の昔ながらの町並みに触れると、どこか切なくノスタルジックな気持ちになりますよね。特に雪が家々を覆うこの季節には、刺すような雰囲気と空気が、心臓をギュッとつかみますよ。みなさんも日本の原風景へ訪れてみて下さい。
