
日本でも人気の「クラシックmini」がレストモッドで蘇る。英国の自動車デザイン会社カラム(CALLUM)とビスポーク車両専門のウッド・アンド・ピケットが共同で、国際的スタイルアイコンのデビッド・ガンディ向けに特別なクラシックMiniを製作した。限定生産で価格は7万5000ポンド(約1490万円)から。
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この「ウッド・アンド・ピケットMini byカラム」は、ガンディが所有する記念すべき第1号車となる。世界的に知られるファッションモデルのガンディは、その洗練された美的センスと自動車への情熱で知られており、今回のプロジェクトへの参加は、職人技と革新的デザインへの共通のこだわりを示している。

車両は完全レストアされたMk5スポーツパック車体をベースに、独自のフロント・リアバランス、サイドシル、リアデザインを採用。空力性能と冷却効果の向上も図られている。外装には、カラム独自の工程で作られたアンスラサイト・メタル仕上げを施し、Mini本来の魅力に現代的なひねりを加えた。
内装では、ウッド・アンド・ピケットの有名な「マーグレイブ」インテリアにインスパイアされた新設計のダッシュボードを採用。英国ブリッジ・オブ・ウィア社製のタン色レザーシートが、キャビンに温かく豪華な雰囲気をもたらしている。
エンジンは新たに再構築された1310ccステージ3ロード・ラリー仕様で、110hpを発生。再設計されたギアボックスと再調整されたECUにより、レスポンシブなパワー配分を実現している。新しいパフォーマンス・シリンダーヘッド、ツインポイント・インジェクション、独特の上向きテールパイプデザインを持つビスポーク・ツインエグゾーストシステムが特徴だ。

ハンドリング面では、ロード調整サスペンションキット、8.4インチのベンチレーテッド・グルーブドディスクを使用したアップグレードブレーキ、プロジェクト専用に開発されたカラムデザインの13インチアルミホイールを装備。騒音・振動・ハーシュネス(NVH)の改善により、ラグジュアリーとパフォーマンスを両立させている。
カラムのデザインディレクターであるイアン・カラムCBEにとって、Miniは個人的にも職業的にも特別な意味を持つ車両だという。
ガンディは設計チームと直接協力し、塗装からインテリアトリムまで、Miniのあらゆる側面を自身のスタイルに合わせてカスタマイズした。
各車両は英国で手作りされ、限定生産で価格は7万5000ポンド(約1490万円)から。同じ仕様の車両は2台とないため、各顧客はカラムの設計チームと密接に協力し、個人のビジョンを反映したミニを製作することができる。
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