- 2025年6月12日 受注開始
- A110 R ULTIME:4200万円
- A110 R ULTIME LA BLEUE:5200万円

アルピーヌ・ジャポンは6月12日、限定モデル「A110 R ULTIME(ウルティム)」と、同モデルのボディにアルピーヌブルーのグラデーションカラーをハンドペイントし、特別なブルーレザーをインテリアに用いた特別仕様の「A110 R ULTIME LA BLEUE(ラ・ブルー)」の受注を開始した。用意される台数はA110 R ウルティムが110台で、そのうち15台がラ・ブルーとなり、価格は前者が4200万円、後者が5200万円。
販売方法は6月12日~7月27日までアルピーヌ正規販売店で購入申込みを受け付け、購入申し込みは所定の期限内に必要な手続きを終えることが条件となっている。
A110 R ウルティム

A110 R ウルティムで搭載する1.8リッター直噴ターボエンジンは他のアルピーヌモデルと異なり、高性能スパークプラグ、鍛造ピストン、強化コンロッドといったA110 GT4 レースマシンで使用される専用キットが組み込まれ、高性能化を実現。ターボは大径化と新設計のコンプレッサーホイールとともに軽量化されたタービンの採用で、過給効率とレスポンスが大幅に向上。これらの変更に合わせたECUマッピングの最適化により、最高出力325PS/6000rpm、最大トルク420Nm/3200rpm を発生する。
組み合わされるトランスミッションは高トルクに対応し、シフトマッピングに専用のチューニングが施された新しい6速DCTをセット。トラクション性能を高めるためにトルセンLSDを新たに装備した。
前輪のスプリングとアンチロールバーはA110 R ウルティムに最適化されたもので、4輪すべてに車高調整機能と伸・縮2ウェイ減衰力調整機能付きのオーリンズ TTXダンパーが採用された。ブレーキシステムはAPレーシング製バイマテリアル 330mmディスクを組み合わせた専用システムで、高性能ブレーキパッド、新設計の冷却ダクトによって性能が大幅に強化されたという。また、ABS、ESC(横滑り防止装置)にも専用のチューニングが施され、新しいデザインの専用鍛造ホイールは前輪が18インチ、後輪が19インチで、専用開発のミシュラン パイロットスポーツ カップ 2が装着される。

エアロダイナミクスも見直され、フレキシブルフリップフロントスプリッター、フロントバンパーフィン、エアダクト付ボンネットによって、フロント部のダウンフォースはA110 Rに対して120kg(275km/h時)増加。フロントに搭載されているインバーテッドラジエーターを通った空気もボンネットのエアダクトから排出され、空力効果を高めた。さらに新設計のリアスポイラーとダックテールスポイラーによってリアの安定性が向上し、センターフィン、リアディフューザー、サイドフリックにより空気抵抗と空力バランスが最適化された。リア部のダウンフォースはA110 Rに対して40kg(275km/h時)増加する。
加えてアルミシャシー、アルミボディワーク、カーボン製のフロントボンネット・ルーフ・リアフード・リアスポイラー、アクラポヴィッチ製チタンエキゾーストなどによって徹底的な軽量化が図られ、車両重量は1120kgを達成している。



一方、A110 R ウルティムでは自分だけの理想のA110を作ることができる「アトリエ アルピーヌ」と、カスタムメイドを意味する「アトリエ シュル メジュール」という2つのオプションプログラムが用意された。
「アトリエ アルピーヌ」は27色のボディカラー、4色のアルカンターラインテリアとブラックマイクロファイバーインテリア、3色のホイール、7色のブレーキキャリパーから好みの色を組み合わせることができるオプションプログラムで、その組み合わせは5670通りに及ぶという。
また、「アトリエ シュル メジュール」ではアルピーヌ、最高級皮革を使用した美しい家具で知られるPoltrona Frau(ポルトローナ フラウ)、サベルトのデザインチームが手掛けた先進的で独創的なインテリアデザインを提供する。センターコンソール、ダッシュボード、ステアリングホイール、ドアトリムを含むフロアからルーフまで、10色のレザーと、アトリエ アルピーヌに設定されている4色を含む13色のアルカンターラを組み合せてカスタマイズできる。さらにボンネット、ルーフ、ルーフアーチ、リアフード、フィン、スポイラーなど、カーボンパーツとほとんどのエアロパーツをそれぞれ個別に選択したボディカラーに塗装することも可能(フロントスプリッター、サイドスカート、エクステンデッドディフューザーを除く)とした。
A110 R ウルティム ラ・ブルー

A110 R ウルティム ラ・ブルーではボディにアルピーヌを象徴する「ブルー アルピーヌ」と「ブルー アビス」が溶け合った特別なブルーでペイント。このハンドペイントによるグラデーションは、まるでひと塊の彫刻のようにクルマ全体を包み込み込んでいるという。特別な色彩はインテリアにも及び、Poltrona Frauとサベルトのデザインチームの手による特別なブルー レザーで統一された。
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