ビンテージなヨーロッパ車がA PITオートバックス東雲に集結!
第49回モーニングミーティング2024.2.18
2月18日、東京・江東区の「A PITオートバックス東雲」にて、同店主催の定例イベント「モーニングミーティング」が開催されました。
今回のテーマは『ヨーロッパ(欧州)車 80年代以前ビンテージカー』。
100台を超えるさまざまなヨーロッパ車が集まり、オーナー同士も交流される姿を見ることができました。
モーニングミーティングの様子は、本記事以外にもYouTubeにて動画を公開しておりますので、そちらもあわせてチェックしてみてください。
オーナーご自慢の愛車たち
今回、MOBILA編集部の取材に応じてくれたオーナー様の愛車をご紹介します。
目次
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1.フォード シエラRSコスワース(1986)/シエラ載りさん
シエラ載りさんが平成5年に購入し、30年以上愛情を注いできたのは、フォードの欧州部門が販売した「フォード シエラRSコスワース」です。
シエラRSコスワースは、フォードがツーリングカーレースで戦うためにホモロゲ―ション取得用に販売されたモデルで、その名の通りイギリスの名門コスワースによってチューニングされたエンジンを搭載しています。
自分でメンテナンスできるところは可能な限り自分で行い、今でも週に1回は愛車のシエラとドライブしているとのことです。
オーナーお気に入りのポイントは大きなリアウイング。
リアやサイドにはRS”500”COSWORTHのステッカーが貼られていますが、購入時から貼られていたもので、前オーナーがRS 500 COSWORTH仕様にしたのではないかとのことでした。
2.BMW 600(1958)/まるよさん
オーナーのまるよさんは10年ほど前からBMW 600が欲しくて探し始め、5年前にようやく手に入れました。
同じ形状のクルマに「イセッタ」があり、元のイソ社以上にBMWがライセンス生産した車両が多いことでも有名ですが、まつよさんの愛車はイセッタではなく「BMW 600」になります。
イセッタとの違いとして、エンジンがBMWのオートバイ用であるR67の水平対向2気筒エンジンを搭載している点や、ホイールベースが延長されて後部座席や片側にリアドアが設けられている点、デフの搭載や足回りの構造の違いなどがあります。
戦後に営業不振だったBMWの救ったイセッタおよびBMW 600の特徴といえば、ボディ前面が大きく開くドア。
このイセッタを生み出したイソ社が冷蔵庫を生産していたといえば、このデザインも納得ができますね。
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3.MG TD(1952)/リョウさん
装いもばっちり決めて駆けつけたリョウさんの愛車は1952年製のMG TDです。
まだオーナーになってから1年も経っていないですが、26歳という若さでビンテージカーのオーナーになるという将来が楽しみな方でした。
購入時にガソリンタンク内のサビが深刻な状態だったということで、走れる状態にするために苦労されたことがうかがえます。
愛車のお気に入りのポイントはフロントフェンダーの曲線で、後ろから眺める姿がお気に入りとのことでした。
4.フィアット 500トッポリーノ(1939年)/BlackΓさん
MG TDのオーナーであるリョウさんのご友人で、同じく装いをバッチリ決めてきたBlackΓさんは驚きの26歳。
そしてBlackさんの愛車は1939年製の初代フィアット 500で、イタリア語でハツカネズミを意味する「トッポリーノ(トポリーノ)」の愛称で呼ばれていました。
フィアット 500といえば『ルパン3世 カリオストロの城』にも登場したモデルが初代と思われている方もいると思いますが、実はあちらは2代目の「ヌオーヴァ500」で、初代はこのトッポリーノになります。
エンジンは569ccの直列4気筒のサイドバルブエンジンで、フロントの先端部分に搭載できるほどコンパクトなサイズです。
トッポリーノにはセルモーターがついていますが、クランク棒によるエンジン始動もできるとのことで実演をしていただきましたが、残念ながらディストリビューターが不調のようでクランク棒による始動は叶いませんでした。
5.シトロエン DS(1967)/スバル1000さん
シトロエンDSのオーナーになって7年ほどとなるスバル1000さんですが、名前の通りスバル1000を所有し、他にもスバル360やトライアンフ、モーガン、日野 コンテッサなど多くのビンテージカーを所有するマイスターです。
シトロエンといえば窒素ガスと油圧を使ったサスペンションシステムである「ハイドロニューマチック・サスペンション」が特徴であり、実際にオーナーの操作で車高を調整する姿を披露していただきました。
初代DSの小さな丸目がオーナーのお気に入りポイントとのことでした。
6.アルピーヌ A110 1300G(1967)/ユッキーさん
ユッキーさんの愛車は1967年製のアルピーヌ A110で、オーナーになってから15年ほどとのことでした。
このA110以外にも1台クルマを所有しているとのことでしたが、そのもう1台というのが現行のアルピーヌ A110ということですから驚きです。
購入時にはCIBIE製のヘッドライトが装着されていましたが、オリジナルのMARCHAL製のものにしたく、何年も探してようやく見つけたということが愛車のお気に入りポイントとのことです。
リアのオーバーハングには、チューニングメーカーであるゴルディーニのマークが輝くエンジンが搭載されています。
リアのトラクションが抜けるとスピンしやすくなるとのことで、コーナリング中もアクセルを踏んでトラクションをかけ続けるというドライビングテクニックがいるとのことでした。
7.BMW 3.0CSL(1972)/タケさん
タケさんはイギリス仕様の右ハンドルのBMW 3.0CSLのオーナーになって14年ほど。
その14年間でマイナートラブルは何度かあったものの大きなトラブルはなく、毎週エンジンをかけ、2週間に1回は乗って愛車を維持しているとのことでした。
ボディ全体がキレイに維持されており、リアスポイラーやボンネットの整流板には、純正品番と思われる数字が書かれたステッカーも残っているというコンディション。
オリジナルのホイールは前オーナーがクリア塗装をしていたことでピカピカの状態でした。
8.MG ミジェット(1978)/神田さん
神田さんは、イギリスの草レース文化に感銘を受け、この1978年製のMG ミジェットを3年前に購入しました。
前オーナーによってカムの交換や、ウェーバー製の40Φツインキャブなどが交換され、神田さん自身もオイルキャッチタンクを設置するなど、憧れのイギリス文化が体現されているマシンといってもいいでしょう。
トーイングのステッカーやキルスイッチの設置にゼッケンサークルなど、サーキットに通っている雰囲気はありますが、クルマを壊したくないとのことでサーキット走行はまだしていないとのことでした。
9.フィアット 500 コルタ/パウロさん
奥様と愛犬と一緒に参加されたパウロさんの愛車はフィアット 500 コルタ。
同じ小さなフィアット500が数台並ぶ中、他のフィアット500よりひと際小さくオープンボディのこの車は、なんと20台限定で製作された超レア車でした。
このフィアット500コルタは、アントニオ・カッセッロによってフィアット500Dのホイールベースを55mm縮められ、2シーターのオープンボディにモデファイされたモデルです。
元々小さなフィアット500をさらに小さくしたモデルということで、走るソファのように思えます。
パウロさんがこのフィアット500コルタを入手してまだ1年ほどですが、自宅のガレージにはKTMクロスボウやVW ビートルカブリオレ、数台のバイクを所有しており、そのすべてがオープンボディというこだわりとなっています。
次回は記念すべき50回目のモーニングミーティング
2019年5月より開催されているA PIT オートバックス東雲のモーニングミーティングも、次回で50回目の開催となります。
次回のテーマは『東雲デモカー車種』で3月17日(日)7:30~の開催となります。
APIT東雲のデモカー車種がテーマということで、対象の車種はWRX(VAB・S4)/スイフトスポーツ/GR86/TESLA model3・Y/ABARTH 595/GRヤリス/IONIQ5とバリエーションあふれるラインアップとなっています。
テーマにあう愛車にお乗りのオーナー様や興味のある方は、3月17日はA PIT オートバックス東雲へレッツ・ゴー!
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