「スポーツタイヤは乗り心地が硬くてうるさい」。そんなふうに諦めているドライバーは少なくないのではないだろうか。休日のドライブやワインディングロードで胸のすくようなスポーティーな走りを楽しみたいと願いつつも、日々の通勤や家族での買い物といった実用的なシーンを考慮すると、コンフォートタイヤやエコタイヤを選ばざるを得ないのが現実である。特に昨今のクルマは、ハイブリッドカーや電気自動車の普及により、車内空間の静粛性が飛躍的に高まっている。そのため、タイヤから発せられるロードノイズが思いのほか目立ってしまい、同乗者から不満の声が漏れるといった「あるある」な悩みも頻繁に耳にする。走りの楽しさと、誰もが快適に過ごせる静粛性や乗り心地。これらは長らく相反する要素として考えられてきた。
しかし、その常識を覆すタイヤが存在するとしたらどうだろうか。今回は、モータースポーツ由来の卓越した運動性能を持ちながら、日常使いに欠かせない安全性や静粛性などのコンフォート性能を極めて高い次元で両立させたというグッドイヤーのウルトラハイパフォーマンスタイヤ、「EAGLE F1 ASYMMETRIC 6」の真価を徹底的に掘り下げていきたい。
スポーツタイヤながら転がり抵抗性能A、ウェット性能aを実現。新次元のコンフォート性能を秘めたスポーツタイヤ
今回紹介するグッドイヤー「EAGLE F1 ASYMMETRIC 6」はウルトラハイパフォーマンスタイヤだ。今回は「プリウス専用サイズ」と言っても過言ではない195/50R19サイズをテストする。「EAGLE F1」シリーズは、欧州をはじめ世界中で高い評価を得ているグッドイヤーのスポーツブランドのフラッグシップである。その最新モデルである本製品の最大の特徴は、新開発のコンパウンドを採用したことだ。これによりトレッドゴムの柔軟性が飛躍的に向上し、路面の細かな凹凸にしっかりと密着、ドライ路面での強力なグリップ力だけでなく、ウエット路面における卓越したブレーキング性能とハンドリング性能を実現した。また、負荷の変動に対して接地形状を最適化するテクノロジーが搭載されており、ステアリング操作やブレーキング時に発生する瞬間的な高負荷に対しても、しっかりと路面を捉え続ける。
選択肢の少ないプリウスの195/50R19のサイズでスポーツタイヤは希少だ。
モーターの強大なトルクは一昔前のスポーツカーをはるかに凌駕する。
モータースポーツファンにはたまらないグッドイヤーのロゴ。特筆すべきは、スポーツタイヤでありながらスポーツ性能特化ではなく、高いコンフォート性能を有しており、これほどの運動性能を誇りながらも驚くほどの静粛性と快適性を備えている。リブセンターの横溝を従来モデルよりも細かくすることで、タイヤが路面と接触する際に生じる気柱共鳴音を大幅に低減、さらに、ショルダー部のブロックに特殊な加工を施すことで、接地面との打撃音を緩和する工夫がなされている。これらのノイズキャンセリング技術によってハイブリッドカーや電気自動車の静かな車内環境を損なうことなく、上質なドライブ空間を実現できるのだ。
まさに、走る歓びと快適な移動空間のすべてを妥協なく追求した、新世代の万能タイヤと呼ぶにふさわしい仕上がりとなっている。
HEVやBEVといった静粛性の高い自動車が増え、タイヤへ要求される性能は年々高くなっている。
EAGLE F1 ACYMMETRIC6は走行性能と快適性能を高い次元で両立している。オートバックススタッフのオススメポイント
今回は、千葉県柏市にあるスーパーオートバックスかしわ沼南にて、プリウスへのタイヤ装着と取材への協力を依頼した。日々数多くのタイヤを取り扱い、お客様の生の声を聞いているプロの店舗スタッフに、EAGLE F1 ASYMMETRIC 6の魅力について尋ねてみた。
「グッドイヤーのEAGLE F1シリーズというと、どうしてもスポーツカー専用のタイヤというイメージを持たれがちですが、このASYMMETRIC 6はまったく違います。スポーツタイヤらしいしっかりとした剛性感がありながらも、コンフォートタイヤに匹敵するほどの静かさと乗り心地の良さを兼ね備えているのが最大の強みです。今回装着するプリウスのようなハイブリッドカーや、クラウンといったセダンにお乗りの方で、純正タイヤよりも少しスポーティーな走りを楽しみたいけれど、家族を乗せるから乗り心地は悪くしたくないというお客様に、自信を持ってオススメできる一本です。」
スポーツ車ユーザー以外でもしっかりとした走行性能による「運転の楽しさ」を楽しみながら高いコンフォート性能を実現している点が高く評価されているとの事だった。
左右非対称パターンの特徴的なトレッドパターン。
自動車の運動性能が上がり、これまで以上にスポーツタイヤの需要が高くなってきているという。
高品質なタイヤは確かな技術でインストールされてこそ真価を発揮する。ワインディングロードから市街地までノンストレスで駆け抜ける快感
店舗での装着作業を終え、いよいよ編集部によるインプレッションへと移る。テスト車両はトヨタのプリウスだ。ハイブリッドカー特有の静粛性の高さとモーターアシストによる鋭いトルクの立ち上がりが、このタイヤの素性を浮き彫りにする絶好のパッケージと言える。
鋭い立ち上がりはHEV車ならではだ。
ストップ&ゴーが多い市街地でもしっかり加速し、しっかり止まれるというのは重要な性能だ。まず市街地を走り出してすぐに気づくのは、その圧倒的な静粛性の高さである。スポーツタイヤにありがちな低いロードノイズや高周波のパターンノイズが極めて少なく、車内は非常に穏やかだ。路面のつなぎ目やマンホールを乗り越える際の衝撃も角が丸められており、サスペンションがしなやかに動いているような上質な乗り心地を提供してくれる。オートバックスのスタッフが語っていた「コンフォートタイヤに匹敵する」という言葉が、決して誇張ではないことがはっきりと体感できた。
アスファルトと石畳が交互に繰り返される路地でも突き上げ感が少なくマイルドな走り心地だ。
交差点でも思ったラインをトレースして走行でき、安心感があった。
高速道路での走行も安定感抜群。優れた静粛性で後ろの席との会話も弾む。続いて、少しペースを上げて郊外のワインディングロードへと足を踏み入れる。ここでEAGLE F1 ASYMMETRIC 6は、スポーツタイヤとしての本性を現す。ステアリングを切り込んだ際の反応が極めて素直であり、遅れなくスッとノーズがイン側を向く。車重が重めのハイブリッドカーでありながら、タイヤのサイドウォールがしっかりと踏ん張り、コーナーリング中の姿勢が驚くほど安定しているのだ。カーブの途中でブレーキを残したりアクセルを踏み込んだりして荷重が変動しても、タイヤの接地感がまったく失われない。路面をガッチリと掴んでいるという安心感があるため、ドライバーは余裕を持ってライン取りに集中することができる。
コーナーの立ち上がりで多少乱暴にアクセルを踏み込んでもしっかりタイヤが受け止めてくれた。
多少こじるような入力をしてもスキール音を出すことなくコーナーをクリアー。
クルマを思うようにを操れる楽しさはスポーツタイヤならでは。あらゆるドライバーの要求に応える万能タイヤ
グッドイヤー「EAGLE F1 ASYMMETRIC 6」は、長年培われてきたモータースポーツのDNAを色濃く受け継ぎながらも、現代のクルマ社会に求められる快適性や静粛性を高い次元で融合させた、まさに次世代のウルトラハイパフォーマンスタイヤであった。「スポーツタイヤ=乗り心地が悪い」というかつての常識は、もはや過去のものとなっている。このタイヤであれば、ドライバーは一人でステアリングを握る歓びを存分に味わいつつ、同乗者には上質で静かな移動空間を提供することが可能だ。
スポーツ向けの車両だけではなく、プリウスやクラウンなどの一般向けの車両サイズも展開しており、日常の買い物から休日のロングドライブまで、あらゆるシチュエーションで妥協のないパフォーマンスを求めるドライバーにとって最良の選択肢の一つとなる。ぜひ一度その革新的な性能を愛車で体感してみてはいかがだろうか。


取材協力店舗
スーパーオートバックスかしわ沼南
住所:千葉県柏市風早1-3-13
電話番号:04-7192-4000
駐車場台数:698台
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