2026.3.26

国産車に最適化した高性能フラットワイパー Bosch「エアロツインJ-フィット(+)」の優れた拭き取り性能や静粛性、ロングライフの秘密とは?【MOBILA編集部インプレッション】

Bosch(ボッシュ)といえば、世界最大の自動車部品メーカーであり誰でも知るブランドだ。また、90年以上のワイパー開発の歴史を持ち、純正交換ワイパーブレードに豊富なバリエーションをそろえていることでも知られている。そんなBoschが日本のユーザーに合わせて開発したワイパーが「Aerotwin J-Fit (+)・エアロツイン J-フィットプラス」だ。きっと読者の中にも使用者がいるのではないだろうか。今回はそんなBoschの高性能フラットワイパー、エアロツイン J-フィット(+)に注目し、その特徴や優れた機能について秘密に迫ってみた。


フラットフォルムによる均一な面圧で静かにムラなく雨粒を拭き取る!

Bosch(ボッシュ)といえば、特にヨーロッパ車の純正装着パーツに数多く採用されており国産車オーナーでもBoschのアフターパーツにお世話になっている方もきっと少なくないはず。例えば日本特有の使用環境に適応したフラットワイパー、「エアロツイン J-フィット(+)」などは、静粛性の高さや優れた拭き取り性能などが高く評価されており、メディアの記事や口コミなどを見てマイカーに装着している、という人も多いのではないだろうか。
そんなエアロツイン J-フィット(+)は、どんな点が他のワイパーと違っているのだろう。具体的に、その優れた拭き取り性能や耐久性、静粛性の高さの実現にどのような秘密が隠されているのだろう。秘密を知るBoschの伊藤滋英氏に話をうかがった。

お話を伺った、ボッシュ株式会社モビリティアフターマーケット事業部セールスマーケティングサービス 伊藤滋英氏


エアロツイン J-フィット(+)のパッケージを開封して、まず目を引くのは、骨組みを持たないしなやかなフラット形状ということ。従来のトーナメント式とは異なっていることは一目でわかる。このフラット形状が大きな特徴だというが、そこにはどんなメリットがあるのか。

一番上がフラットタイプのエアロツイン J-フィット(+)。真ん中がデザインワイパー(中はトーナメントワイパー)、そして一番下がトーナメントワイパー。見た目にも大きな違いがわかる


 「見ていただけるとわかると思いますが、骨組みがなく全体が滑らかに仕上げられています。小さなフレームが枝分かれしているトーナメントワイパーのように複数の支点がないので、ガラスに伝わる圧力が均一になり結果水滴をよりきれいに拭き取ることができます。なおかつ圧力の偏りがありませんから、ガラスとの摩擦も低減され静かなワイピングも実現しています。さらに拭きムラやビビリ音、拭き残しなども防ぐことができますし、フラットなデザインで可動部が少ないのでこれからの雪のシーズンでも、隙間に雪が詰まって凍ってしまうこともありません。」

また、伊藤氏によるとエアロツイン J-フィット(+)は、空気抵抗の少なさも特筆すべきポイントだとのこと。

「エアロツイン J-フィット(+)は、このようにスポイラー形状となっています。単にデザイン的なものではなく、風洞テストも実施しており、低いブレード高とスポイラー形状によって整流効果を発揮します。そのため高速走行時でも乱流を防ぐことができ、ワイパーの浮き上がりを抑制して安定した面圧と高い静粛性を両立しているのです。」

ブレード高が純正ワイパーよりも低く、いかにも空力のよさそうなスポイラー形状になっているのがよくわかる。またこのようなウォッシャーノズル付きのワイパーアームにも対応している 


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拭き取り性能が高いだけじゃない
可動部が少ないから耐久性にも優れ寿命も長い!

寿命に関しても、エアロツイン J-フィット(+)は非常に優れているという。
「エアロツイン J-フィット(+)は、このような一体型の全面スポイラー構造になっていますが、ガラスにワイパーを押し付けるバーティブラはエボジウムスチールと呼ばれるボッシュ独自の特殊合金を使用しています。ガラス面への密着性や耐久性を高めるこのバーティブラは、スポイラーとなるゴムに完全に覆われているため熱や紫外線などの外的要因による劣化を防ぐことができるので、耐久性にも非常に優れています。また、圧力が常に均一にブレードに掛かるのでゴムが摩耗しても拭きもれや拭き残しが発生しにくく、クリアな視界を確保することができます。」と伊藤氏。
さらに、金属部品が大幅に少ない構造なのでガタつきも少なく、従来のワイパーよりも長寿命を実現しているのもエアロツイン J-フィット(+)ならではの大きな特徴とのこと。Boschではゴムは半年ごと、ブレードは1年ごとの交換を推奨しているが使用環境によっては2年程度の使用も可能とのことだ。そして替えゴムの交換も簡単だ。


愛用者も多い撥水コーティング対応の「日本専用ラバー」で気になるビビリ音も防ぐ

日本ではフロントウインドウに撥水コートを行っているドライバーは少なくない。ただ、このコーティングがワイパーにとっては曲者で、通常のワイパーゴムでワイピングすると、ワイパーとガラス間の摩擦が大きく、ビビリ音や鳴きの原因となる。その点についてはどうなのか?
「エアロツイン J-フィット(+)では、そうした日本ならではの使用環境に最適化した“日本専用のグラファイトラバー”を採用しています。グラファイトは滑り性を上げ、摩擦抵抗を下げるのでワイパー作動時のビビリ音を抑制させる効果があります。エアロツイン J-フィット(+)には最新のグラファイトを配合した合成ゴムが使われているのでコーティングされたガラス面でも摩擦を低減し、スムーズに滑って静粛性を保ちながら確実に水を切ることができます。実際に使用していただけるとわかりますが、乾いた状態でも雨天時の走行でも動作音は極めて小さく、ビビリ音なども気になることはありません。」

日本専用のグラファイトラバーが使われているのでコーティングガラスでも鳴きや振動もなくスムーズに拭き取ることができます!と伊藤氏


では早速エアロツイン J-フィット(+)を取り付けてその実力をためしてみよう。


エアロツイン J-フィット(+)はワンタッチで交換できる
ワイパーゴムだけの交換も驚くほど簡単

エアロツイン J-フィット(+)の装着はとても簡単だ。純正のワイパーを取り外したら、エアロツイン J-フィット(+)の、ワイパーアームとの接続部分にあるキャップを開け、そこにワイパーアームを差し込みパチンとキャップを閉じる。ワンタッチ構造で工具も力も不要。力のあまりない方でも簡単に交換できるのがうれしい。

純正のワイパーはあらかじめ外しておき、ワイパーアームはウエスなどを敷いた上に置いておく。用意したエアロツイン J-フィット(+)接続部分のキャップをこのように両側からつまむように押しながら上に持ち上げる

 

キャップの中央の四角い穴にワイパーアームを通し、ワイパーアームのU字部分を接続部分に引っ掛け、カチッと音がするまでしっかり押し込む


あとはキャップをかぶせて「パチン」と音がするまでしっかり閉めたら交換完了。簡単だ


エアロツイン J-フィット(+)は、ワイパーブレード本体を交換しなくても、ラバーだけの交換も可能だ。エンドキャップ部分のロックを外してオープンしたら、古いラバーを抜き、新しいものを差し込むだけでOK。替えゴムのラインナップはグラファイト750mm、シリコン撥水800mmの2種類(2品番)のみだ。自分の車よりも長めのものを選択し、好みのラバータイプを選ぶだけの“ワンサイズ・ワンレングス”だからとても簡単。マイカーのワイパーの長さや形状、替えゴムの適合を調べる必要もないから実に分かりやすいのだ。

エアロツイン J-フィット(+)エンドキャップ部分にはこのようなロック機構があるので、こちらを持ち上げてオープンする


古いゴムを抜き取ったら、新しいゴムをブレードに差し込んでいく。トーナメントワイパーと違ってゴムを通すスリットは1つなので簡単に差し込める


最後まで差しこんだらはみ出している部分をハサミでカットし、エンドキャップを閉じたら完了だ


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純正ワイパーをエアロツインJ-フィット(+)に交換
その拭き取り性能と静粛性をチェック!

取材当日は残念ながら曇り。雨天での走行チェックとはいかなかったが高圧洗浄機でフロントウインドウにたっぷりの水を吹きかけて、拭き取り性能と、動作時の静粛性、ビビリ音などをチェックしてみた。結果は以下の通りだ。

動作させてみるとこのように拭き残しも全くなく、きれいに水滴をぬぐってくれている。動作もスムーズで、ゴム部分がガラスにしっかりと密着しているのがよくわかる


車内側からみてもこのように視界はクリア。動作時にいやな鳴きはまったくなく、とても静粛性が高い。ぜひ雨の日にもその実力を試してみたい


次にフロントガラスに撥水コートを施し動作させてみたが、グラファイトを配合したゴムは摩擦が少ないので全くビビリ音がしないし嫌な振動もない。コーティング無しのガラス同様にスムーズだ。もちろん水滴もしっかり拭き取ってくれる

 

自分のクルマにも装着できる?
適合問題を解決。93%の国産車に装着が可能

そんなに優れたワイパーならきっとマイカーにも装着してみたいだろう。でも気になるのは自分のクルマが対応しているかどうかだ。その点は安心していい。BoschのエアロツインJ-フィット(+)の対応車種率は、なんと国産車の約93%!しかも全車、実車で適合確認を実施しているというから安心なのだ。また、トヨタのアルファード/ヴェルファイアやシエンタなどに採用されているトップロックタイプのアダプターにも対応しているし、ホンダや日産車に対応できるオプションのサイドフックアダプターも用意されているから、日本のほぼすべてのクルマをカバーしているといっていい。

エアロツインJ-FIT(+)専用サイドフックアダプター。こちらを取り付けることで日産車やホンダ車に多く見られるサイドフックタイプのワイパーに対応する


猛暑から豪雪まで、季節の変化の大きな日本の気候に合わせて設計された究極のワイパー

日本の気候とユーザーの使用環境に合わせて最適化されたBoschのフラットワイパー「エアロツイン J-フィット(+)」。実際に使用してみて、その静かで確実な拭き取り性能と、簡単に交換できる機能性、さらに、シンプルで美しいデザインを実感することができた。加えて、多くの国産車に対応した高い汎用性も大いに魅力的だといえる。しばらく交換をさぼっていてワイパーの交換をそろそろしなくちゃな、と考えているならぜひ検討してほしい。また、スノーブレードではないけれどその構造上、低温や雪にも強いので、これからの季節に備えて今から交換しておくのもよいだろう。Boschのエアロツイン J-フィット(+)なら四季を通じて雨の日のドライブがずっと快適なものになるはず。興味がある方はBoschのサイトで車種適合を検索してみよう。

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