2025.12.19

冬の道、これが本当に頼れる非金属チェーンだ!リールの力で簡単・確実にタイヤにフィット!バイアスロン「イージーフィット」【MOBILA編集部インプレッション】

気象庁の長期予報では、この冬は12月から真冬並みの強い寒気が南下し、日本海側を中心に局地的大雪の恐れがあるとのこと。雪による立ち往生のニュースも近年少なくないだけに、今のうちにチェーンの準備は必要だろう。

チェーンにも金属チェーン、非金属チェーン、布チェーンなどもあるが、雪道での装着のしやすさと、機能性を考えると、耐久性が高くサッと付けられる非金属チェーンが現実的な選択肢だろう。そして、そんな非金属チェーンの中でも、国内トップブランドといえばカーメイト「バイアスロン」シリーズだろう。昨年10月には装着の簡便さを極めた新型「バイアスロン EZ-FIT(イージーフィット)」も登場し、本格的なウインターシーズンを前に市場での注目を集めているが、定番のベストセラー「クイックイージー」と、最新の「イージーフィット」は何が違うのだろう。どちらを選ぶべきか購入を迷っている方もきっといるはず。そこで、今回は実際にそれぞれ装着して比較し、特に気になる装着しやすさに注目して機能やその他の特徴なども詳しくチェックしてみた。


主役は新機構の「セルフフィットリール」。力いらずで"最適"な締め付けを実現!

簡単取り付けの非金属チェーンといえば、カーメイトのバイアスロンシリーズが有名だ。実際使用するドライバーは非常に多く、国内ナンバーワンのベストセラー非金属チェーンでもある。
そんなバイアスロンシリーズに、昨年10月加わった新製品が"簡単装着"を極限まで追求した新製品「バイアスロン EZ-FIT(イージーフィット)」だ。では、そのイージーフィットは、定番モデルで評価も高いバイアスロン・クイックイージーと、一体何が変わってどのような点が進化したのだろうか。まずはカーメイトの塚田並輝氏に話を伺った。

カーメイトの塚田並輝氏


「バイアスロン・イージーフィットの最大の特徴は、装着したチェーンの締め付け方法にあります。セルフフィットリールからワイヤーを伸ばし表側の接続部を接続し、このワイヤーを「セルフフィットリール」が自動で巻き取ることで、タイヤに確実にチェーンをフィットさせることができます。ツールも不要ですし、ワイヤーの巻取りは自動なので力もいりません。」

では、イージーフィットのセルフフィットリールは従来のバイアスロン・クイックイージーに対してどんなメリットがあるのだろう。

「ベストセラーであるクイックイージーも、3ヶ所のロック部を付属のハンドルを回して固定するだけのスマートな製品です。しかし、ロック部分の長さが固定されているため、タイヤの大きさや路面状況によっては接続がしづらくなり、ロックで締め付ける際に力が必要だと感じるケースがありました。しかしイージーフィットは、この点を「セルフフィットリール」で完全に解決しました。リールによって常に巻き取る方向にワイヤーにテンションがかかり続けるため、走行中も緩みが発生せず、常に最適なフィット感を維持します。工具不要で、より簡単かつラクに装着できる。これがイージーフィット大きなメリットであり進化点です。」

クイックイージーは付属のハンドルでロック部分を時計回りに回転させるとパチンとロックされる。これでチェーンがタイヤにしっかりフィットする。ハンドルを回すのに少し力がいるが一度ロックすると外れることはない。この機構は、1990年にカーメイトが生み出した世界初の機構である 


イージーフィットのセルフフィットリールは常にテンションがワイヤーが巻き取られる方向にかかっており、ワイヤーを引っ張ると自動で巻き取られる。走行中も常にチェーンを締め付ける方向に力がかかり、ロックボタンを押さないとワイヤーを伸ばすことはできない。だから走行中に決してゆるむことがない、特許を出願済みの機構


どちらも、簡単な手順で確実にチェーンをタイヤにフィットさせることができるという点では同じだが、イージーフィットは工具も不要で、より簡単に、かつ確実にチェーンをフィットさせることができる。また、走行中も常に締め付ける方向にテンションがかかっており、よりフィットするという点が大きな進化点となっているわけだ。


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クイックイージーも装着は簡単だが
イージーフィットの装着手順はさらに驚くほどシンプル!

ではそれぞれの装着手順を実際にためしてみよう。まずはクイックイージーだ。

クイックイージーの装着手順

①まずはクイックイージーのスパイク面を上に、ワイヤーを手前にして置き、タイヤの裏側にこのように回しこむ

 

②手前側の両端のジョイント部を持ち上げ、スパイクが外側に向くようにタイヤにかぶせる。ちなみにこのカバー付き軍手は製品に付属する


③持ち上げたジョイント部分をタイヤの上側でつなぎ、次に上部表側のフックをホールに接続したらタイヤの裏側にチェーンを落とし込む 


④さらに下側のフックも接続したら、付属ハンドルのピンをロック部の穴に差し込み、時計回りに回転させて、下から順に3か所しっかりロックする 

逆のタイヤも同じように作業し、2か所のフックと、3か所のロック部が完全に留まっているか確認したら装着完了だ。ジャッキアップもクルマの移動も不要でとても簡単


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イージーフィットの装着手順

次は新製品であるイージーフィットの装着方法を見てみよう。

①まず、つながったワイヤー側を手前にして、スパイクが付いた面を上にしながらこのように置き、タイヤの裏側に回しこむ 


②そしてスパイクピンが上を向くようにタイヤに沿ってチェーンの左側を持ち上げ、右側も同じように持ち上げる 


③差し込むだけで固定できる裏側のジョイントコネクターを接続したら、タイヤの奥にチェーンを落とし込み均等にかぶさるように調整する 


④上側にあるリールの赤いボタンを押し、ワイヤーを伸ばして先端のコネクターをジョイント部分に接続する。続いて下側のワイヤーも同じように接続する 


⑤接続出来たらワイヤーを手で引っ張ると、ちょうど掃除機の電源ケーブルのように自動でリールに巻き取られ、締め付けられてタイヤにフィットする。均等に締め付けができていることを確認


左が装着直後、少し緩いように見える。右が低速で100mほど試走した状態。走るだけで自然とワイヤーが巻き取られるのでチェーンがタイヤにしっかり密着、完全にフィットしてくれる。この試走と確認により完了する。装着はクイックイージー以上に簡単だ。 


イージーフィットの外し方

取り外しはシールのあるリールが3時から4時の位置になるようクルマを停め、リールのボタンを押しながらワイヤーを伸ばす。そしてジョイント部を外してリールにワイヤーを巻き取る


次に前輪駆動ならタイヤを切って裏側のジョイントを見えるようにしてワイヤーの接続部分を外す。タイヤを戻して地面にイージーフィットおいたらクルマを移動させてこれで完了 


実際にやってみてわかったが、クイックイージーも十分簡単装着だったが、イージーフィットはそれ以上に装着が簡単で10分もかからなかった。そして取り外すのもあっという間にできる。この手軽さなら誰でも、力いらずで、確実に使いこなすことができるだろう。まさに革命的なタイヤチェーンだ。装着の容易さだけでなくもちろんチェーンとしての性能も非常に高いものがある。


走りの性能も進化
トレッドの接地面を増やし、グリップ力と静粛性も向上している

塚田氏によれば、イージーフィットは雪道での走行性能も進化しているという。ではどのような点が進化しているのか?

タイヤの形状に合わせた立体構造の「3Dフィット」を採用したことで、チェーンとタイヤがより密着するようになったイージーフィット 


まず走行性能の要であるトレッド(接地面)だ。従来のクイックイージーが6枚のトレッドで構成されていたのに対して、イージーフィットではトレッドが8枚に増加。路面を捉えるスパイクピンの配置も効率化しつつも、新しいトレッド構造によるフィット感の向上やタイヤを覆う面積の広がりなどで、雪道や凍結路でのグリップ性能の高さは維持されているとのこと。確かに、見た目からしてグリップ性能の高さをうかがわせてくれる。

この超硬マカロニスパイクピンとトレッドの深いリブ(トレッドに刻まれた凸凹)が雪道や氷上で高いグリップ力と優れた制動力を発揮してくれる


この超硬マカロニスパイクピンとトレッドの深いリブ(トレッドに刻まれた凸凹)が雪道や氷上で高いグリップ力と優れた制動力を発揮してくれる 

隣接するトレッドをつなげることで、タイヤとの隙間とチェーンの偏りを減らし、走行時のトレッドのズレも軽減。従来よりも乗り心地もよくなっている 


ドライ路面ではもちろん振動や騒音はあるが
従来のチェーンに比べれば明らかに乗り心地は悪くない

せっかくイージーフィットを装着したので試乗もしてみた。ただしあくまで舗装路面での軽い試乗だ。駐車場を出てゆっくりと走り出すと、もちろん振動や騒音は感じる。
だが、従来のチェーンに比べると走行時にもチェーンの偏りが少なく、トレッドの枚数が増え接地面が増えたこともあって、「ゴトゴト」という振動が間違いなく軽減されている。スピードを抑えて走れば振動も騒音も十分許容範囲だ。乗り心地が良い、というのは言い過ぎだが、従来のチェーンに比べれば相当に快適だといっていいだろう。

ドライ路面での走行では振動や騒音はもちろん感じるが、ゴトゴトといった激しい振動は抑えられており、騒音も同乗者と普通に会話できるレベルでさほど大きくない 


専用の「ソフトケース」が付属。かさばるチェーンの収納もスマートに行える

非金属タイヤチェーンというと、意外と見落としがちなのが、その収納性だ。専用ケースがハードケースだと、トランクスペースをそれなりに圧迫してしまい思いのほか邪魔に感じることがある。しかし、イージーフィットでは、ハードケースではなく防水性の高い専用ソフトケースが用意されている。濡れたチェーンを収納してもトランクを汚す心配はないし、ソフトケースなので、限られたトランクスペースにもスマートに収納が可能だ。こうした細やかな配慮も、さすが長年ユーザーと向き合ってきたカーメイトならではのこだわりだろう。

こちらが付属のソフトケース。防水となっており濡れたままチェーンを収納してもトランクを汚すことがない 


ベストセラー「クイックイージー」と新星「イージーフィット」、どちらを選ぶ? 

バイアスロンシリーズの新製品「イージーフィット」、今回の装着体験と試乗を通じて、その進化した機能と魅力を十分に体感できた。次は、実際の雪道でどこまで性能を発揮するのか、あらためて試してみたいところだ。
一方で、シリーズのベストセラーであり、長年の実績を誇る「クイックイージー」も信頼性は折り紙付き。機能面でも依然として高い完成度を備えている。“簡単で力要らず”を最優先するならイージーフィット、“実績と価格”を重視するならクイックイージーという選択肢になるだろうか。
ただし、イージーフィットは発売されたばかりのため、現時点ではクイックイージーほどサイズ展開が広くない(今後順次拡大予定)。なお、カーメイトでは新型車が登場するたびに実車で適合を確認しているため、自分のクルマにどちらが合うのか迷ったら、バイアスロン公式サイトで適合をチェックするとよいだろう。この冬は、局地的に大雪も予想されているので、早めにバイアスロンを手に入れて、最強の安心を手に入れてみてはいかがだろう。

バイアスロン公式サイトはこちら

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この記事を書いた人 MOBILA編集部

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