- 2025年5月30日 発表

自動車用パーツメーカーのエッチ・ケー・エス(HKS)は5月30日、トヨタ自動車のGRヤリス用エアロパーツ「BODY KIT TYPE-S GR YARIS Gen2」として、「フロントスポイラー」「サイドスカート」「リアスポイラー」を発売した。価格はフロントスポイラーが16万5000円、サイドスカートが13万2000円、リアスポイラーが13万2000円。
HKSのBODY KIT TYPE-S GR YARIS Gen2は、「見せるため」ではなく「走るため」に生まれたデザインで、今まで培ってきた経験とデザインを踏襲した日常利用を許容するエアロパーツがコンセプト。

スーパー耐久シリーズ参戦車両で実際に検証を重ねた実戦由来のプロダクトで、極限の環境下で得られた空力データと現場フィードバックをもとに、ストリートとサーキットの両ステージにおいて高性能なエアロを実現。HKS独自のエアロダイナミクス技術により、高速域でのスタビリティ、ブレーキング時のスタビリティ、そして空力バランスの最適化を両立した。

フロントスポイラーは、HKS歴代タイムアタックマシンの顔つきを受け継ぎ、力強い印象を付与。両端にはカーボン製バージパネルを装着し、理想的な整流効果とさりげないレーシーさを演出。プラス45mmの出幅を持たせ、さらなる迫力を与えてくれる。

サイドスカートは、純正ボディとのバランスからシンプルなデザインを採用。シンプルをコンセプトとしつつも車両の横に立った時に変化が見られるよう、前方はスタイリッシュに仕上げ、後方は純正ボディのプレスラインを崩さず力強さを出すため迫力のある形状にしている。

リアバンパースポイラーは、 純正ボディデザインとのバランスからシンプルなデザインで設計。独自のフィン形状による整流効果により、前後の空力バランスを最適化。サイドのカーボン製バージパネルによってレーシングカーさながらの力強いワイド感を演出する。

また、2025年内の発売を予定しているリアウイングは、純正のワイド感のあるボディデザインに合わせて迫力のある形状を設定。素材をCFRP(カーボンファイバー)製とすることでGRヤリスをさらにレーシーに演出。また、翼端板を主翼と一体成型することにより造形美を追求しつつ、スワンネック形状にすることで、主翼下面の流速を上げ、ダウンフォースを向上させる形状に仕上げている。

HKSの「BODY KIT TYPE-S」は、2025年スーパー耐久シリーズST-2クラスに参戦中の、ENDLESS SPORTS 13号車「ENDLESS GRヤリス」に採用されていて、実戦舞台での検証とフィードバックにより、信頼性と機能美を兼ね備えたエアロパーツに仕上げている。
また、CFD(Computational Fluid Dynamics:数値流体力学)解析と組み合わせているほか、3Dスキャンおよび3D-CADを活用し、実物をベースに設計することで高精度なフィッティングも実現している。




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