2025.6.26

手軽な後付けでパンクやバーストを未然に防ぐ!【CGT】リーズナブルな最新TPMSをチェック

日本でもTPMS装着義務化の日が近づいてる!?

 走行中でもリアルタイムに各タイヤの空気圧を確認できる、タイヤ空気圧監視システム(Tire Pressure Monitoring System)。アメリカやヨーロッパなどでは既に装着が義務づけられているが、日本でもその動きに追従するのか? 最新TPMSを実際に試して検証してみた。

安全性はもちろんエコドライブにも貢献してくれる!

 TPMSの略称でお馴染みのタイヤ空気圧監視システムは大きく分けて2タイプが存在する。ひとつはホイールに装着されたバルブにセンサーを内蔵したタイプで、標準装備の欧州車などに多く見られる。見た目はノーマルとほとんど変わらないが、装着や電池切れの際にはホイールからタイヤを外さなければならないなどのデメリットがある。もうひとつがキャップ式で、バルブキャップを交換するだけで簡単に装着できるのが最大のメリットだが、盗難や脱落に遭いやすいというデメリットもある。タイヤの空気圧は不足してても多すぎても、パンクやバーストなどの危険が起こりやすく、ハンドル操作が不安定になったり、走行燃費の悪化にもつながる。安全面はもちろんエコドライブに貢献するためにも、常に空気圧を確認できるTPMSは、非常に重要なアイテムなのである。現在、アメリカや欧州、中国など数多くの国で装着が義務化されており、近い将来、日本でも義務化されるべきとの声も上がっているのだ。


太平洋工業『タイヤ空気圧センサー(キャップ式) TPMS PMC-0001(実勢価格:8800円/税込)』


専用アプリ+スマホでタイヤの空気圧を確認できる

 ここに紹介する太平洋工業は、グローバルに展開する自動車部品メーカー。自動車用プレス部品や樹脂パーツなどの他、タイヤバルブでは世界シェア50%を誇る、知る人ぞ知るメーカーなのだ。純正装着用のTPMS送信機も既に製造しており信頼性も抜群。そんな同社が、初のアフターマーケット市場向けTPMSとして発売したのが『PMC-0001』である。

 DIYで簡単に装着できるキャップ式を採用し、各タイヤの空気圧は専用アプリをインストールしたスマートフォンで確認できる。また手持ちのスマホを受信機および確認画面とすることでコストを大幅に削減、リーズナブルな価格を実現している点も大きな魅力と言えよう。


TPMS送信機はキャップ式で各タイヤのバルブキャップと交換するだけ。しっかり締め付けたら、あらかじめ取り付けてあった盗難防止用ナットを付属のスパナで固定する。



専用アプリは説明書のQRコード、もしくは同社のホームページから入手できる。AndroidおよびiOSどちらにも対応。センサーの登録は各送信機に記された二次元(QR)コード、もしくはセンサーIDの手動入力で行う。



4本のタイヤの登録を終えたらスマホアプリを確認。それぞれのIDと空気圧、タイヤ温度が表示されれば成功だ。ちなみに異常が発生した際はアラーム音も鳴るので、スマホが見えない位置にあっても異常を感知できる。


 


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この記事を書いた人 カーグッズマガジン編集部

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