2025.6.2

定番&新定番⁉ ソフト99『ガラコ』シリーズと『ルームピア』シリーズで梅雨時期も快適なドライブを実現‼【MOBILA編集部インプレッション】

 いよいよ梅雨に差し掛かり、雨天のドライブが増える季節がやってきた。雨天時の交通事故は晴天時に比べて約4倍も多いという統計データがあるが、これは視界不良や路面状況の悪化が影響していることが多い。そんなリスクを少しでも減らすために重要なのがフロントガラスやサイドミラーの撥水、いわゆる“クルマの雨対策”だ。
 今回は、雨対策の定番中の定番として知られるソフト99の『ガラコ』シリーズ、そして車内を清潔に保ち快適性を高める『ルームピア』シリーズの効果について皆様にご紹介する為、都内にあるソフト99コーポレーション東京支店に訪れた。詳しくお話を聞き、実際にその効果を体感してきたのでお伝えしたい。

目次

  1. 雨の日の視界を守る『ガラコ』シリーズ
  2. 車内の快適性を高める『ルームピア』シリーズ
  3. いざ体感‼気になる『ガラコ』シリーズの施工法とその実力やいかに⁉
  4. 『ルームピア』シリーズで梅雨時期も爽快ドライブ‼気になる使用感をご紹介。
  5. まとめ

1.雨の日の視界を守る『ガラコ』シリーズ

 ソフト99の『ガラコ』は、まさにガラス撥水剤の代名詞的存在。特にフロントガラスに直接塗り込むオレンジのボトルが特徴的な『ぬりぬりガラコ』は使いやすさと高い撥水性能で長年ユーザーに愛されている製品だ。
「え、ガラコってあのオレンジのボトルの塗り込みタイプの撥水剤の事じゃないの?」と思ったユーザーも居るだろう。実はガラコの発売元、ソフト99コーポレーションでは『ぬりぬりガラコ』以外にも様々なガラコシリーズを展開しており、ガラコの成分を含んだ素材を採用したワイパーや、撥水効果抜群のウォッシャー液、ミラー専用の超強力撥水剤などその種類もさまざま。

今回そんなガラコの豊富なラインアップについて株式会社ソフト99コーポレーション東京第三営業部副部長の橋本圭一朗氏に話を伺った。

株式会社ソフト99コーポレーション 東京第三営業部副部長 橋本圭一朗氏

「おかげさまでガラス撥水剤という市場で、我々の『ガラコ』は約8割のシェアを獲得しております。ガラコというと塗り込みタイプのイメージが強いと思いますが実はワイパーやウィンドウォッシャー液などといったシリーズ製品も多数ラインアップしているんです。」
そう語る橋本氏が手にしたのは1本のワイパーブレードだ。

『ガラコワイパー パワー撥水 エアロスムース』は純正採用も増えたエアロタイプのデザインワイパーだ。

「こちらの商品は『ガラコワイパー パワー撥水 エアロスムース』という商品で、いわゆるデザインワイパー系のスタイリッシュなデザインが特徴です。もちろんガラコワイパーですので、ワイパーゴムの部分にはガラコの撥水成分を充填しており、ワイピングする事によってガラスにしっかりと撥水被膜を定着させることができるワイパーです。」

一般的な撥水ワイパーに比べ、ソフト99のガラコワイパーシリーズは、ガラス面への撥水被膜の定着が早く、またその効果も高いという。専用の変えゴムも販売されており、変えゴムは半年に1回程度、ブレードは1年に1回程度のスパンで交換すると最も良い性能を維持できるという。

ガラコワイパー最大の特徴はガラコの撥水成分が配合されたワイパーゴムだ。

 もちろん、ガラコワイパーの撥水成分はおなじみ『ぬりぬりガラコ』シリーズの撥水成分と相性が良いように設計されているので、フロントウインドウにぬりぬりガラコを施工し、ガラコワイパーを併せて使う事でより高い撥水性能を得る事ができ、クリアな視界を確保できるため雨天時でも安全に運転ができるという。そんな定番のぬりぬりガラコも、時代と共に改良を重ね、従来よりも耐久性が高い撥水被膜へ改良されるなど、基本性能が上がっているという。
中でもガラコシリーズ史上最強レベルの撥水性と高い耐久性・作業性で人気が高いのがこの『ぬりぬりガラコDX』だ。

「首振りヘッド」と大きな「ワイドスクエアフェルト」が特徴。

  新技術を採用し、従来をはるかに凌駕する撥水被膜を形成、摩擦抵抗を極限まで減らす事によって弾いた雨を気持ちよく吹き飛ばすという。また、新採用の首振りヘッドと大きなワイドスクエアフェルトを採用する事によってミニバンのような大きな窓ガラスでもカドや角度のある中央付近の塗布が断然しやすくなったとの事。ヘビーユーザーはもちろん、「ぬりぬりガラコは昔試したことあるけど最近は使っていないなあ。」というユーザーにもぜひ一度手に取ってみてほしい一品だ。

『ガラコ ミラーコートZERO』は、その名の通り施工すると水滴が一切つかなくなるというすぐれもの。
一目見ただけで効果を感じられるのでまだ試したことが無い人はぜひ手に取って頂きたい製品だ。

2.車内の快適性を高める『ルームピア』シリーズ

 近年、ソフト99が力を入れているインテリアのクリーニングアイテムがズラリ揃うシリーズが『ルームピア』シリーズだ。「インテリアの清潔さは安全運転には関係ないのでは・・・?」と考えるユーザーも居るかもしれないが、実はそれが大きな間違い。いくら窓ガラスの外側をピカピカ磨き上げていても内窓が汚れていると視界が悪くなり、安全運転に支障をきたす事も考えらえる。また、ハンドルやスイッチ類が汚れていると集中して運転できないばかりか、いざという時に滑ってしまい正確な操作が出来ない事も考えられる。そんな中、2025年の新製品で特に人気なのがこの『ルームピア 車内のシャンプー』だ。

泡で車内をまる洗いできる斬新な商品。『ルームピア 車内のシャンプー』はもっちりとした泡で汚れを包み込み、さまざまな内装パーツの「洗浄」「除菌」「ウイルス除去」ができるすぐれもの。内窓、ダッシュボード、シートはもちろん、シートベルトやルームミラー、ハンドル、ドアパネル、天井など、本革を除くほとんどの内装パーツに使用できるのでこれ一本で車内をまるごとシャンプー洗浄する事が可能。他のルームピアシリーズと併せて使うのが特におすすめだとか。

内装のシボ面の汚れをかきだす特殊なスポンジ、『ルームピア シボエグゼブラシ』:左
泡で車内をまる洗いできる『ルームピア 車内のシャンプー』:右
『ルームピア マドエグゼクロス』は特殊な繊維を用いた高機能クロスで、内窓の汚れやくもりを一掃できるすぐれもの。糸残りもなく、クリアな視界が確保できる。

3.いざ体感‼『ガラコ』シリーズの気になる施工法とその実力やいかに・・・?

 しかし、何と言ってもユーザーが気になるのは実際の施工方法とその効果だろう。今回編集部員の愛車であるミニバンに、今回ご紹介した各アイテムを施工。その施工感と効果を記録したので是非その様子をご覧いただきたい。今回テストの為に、まずは窓ガラスを完全に脱脂、親水状態にした。

●『ガラコワイパー パワー撥水 エアロスムース』の取り付け・施工

 まずは、『ガラコワイパー パワー撥水 エアロスムース』をテストする。先にも述べたが本製品の特徴はワイパーを交換するだけで強力な撥水効果を得ることができ、雨天時でも安全な視界を確保できるというもの。ふつう、フロントガラスの撥水加工は施工に手間と時間がかかるものだが、本製品の場合交換はものの数十秒、施工は交換後乾燥した状態でワイパーを3分間乾拭きで作動させるだけという超お手軽施工がうれしい。

慣れている人なら交換自体はものの数十秒で終わる。

 乾燥した状態でワイパーを約3分間作動させる。
カラ拭きは一見ワイパーゴムを傷付けそうだが、撥水効果を定着させる重要なメソッドだ。

  お手軽交換・お手軽施工なものの、効果は歴然。ご覧いただければわかると思うが、全く撥水していないフロントガラスが、ワイパーブレードを交換するだけで手軽に抜群の撥水効果を得られた。洗車やメンテナンスに時間をかけられないが撥水効果を得たいユーザーや、普段ガラコを愛用していて、より撥水効果を持続させたいユーザーにはもってこいの商品と言える。本製品はフロントワイパー用はもちろん、リアワイパー用のラインアップも充実。特に雨の日の車庫入れは事故のリスクも増えてしまうのでリアワイパーのブレード/ゴムも是非ガラコワイパーに交換しよう。

左上が撥水されていない状態。
ワイパーの通る右下部分はしっかりと撥水が効いてクリアな視界を得る事ができた。

 

もちろん、ワイパーとしての性能も折り紙付き。
外から見てもワイパーの通る場所がしっかりと撥水できているのが確認できた。

 ●『ぬりぬりガラコ DX』の施工

 一般的な施工順とは前後してしまったかもしれないが、『ガラコワイパー』を使うなら併せて『ぬりぬりガラコ』を施工するのがオススメ。フロントウィンドウ全体に撥水効果が得られ、ガラコワイパーと併用する事によってより効果を持続させることができるのだ。

『ぬりぬりガラコ DX』は首振りヘッド搭載で背の高いミニバンでも施工がラクラク行える。

 

5~10分しっかりと乾燥させた後に硬く絞った濡れタオルで拭き上げる。
この際マイクロファイバータオルよりも綿タオルを使用した方がしっかりとした撥水効果を得られる。

 

撥水効果は素晴らしいの一言。
水をかけた途端に水滴となりスルスルと滑り落ちてゆく。
●『ガラコウォッシャー パウチパック2L』の施工

 ワイパー、フロントウィンドウとガラコシリーズを使用・施工したのならば、ウォッシャー液もガラコシリーズを使わない手はない。ウォッシャー液を噴射しワイパーでワイピングするだけで強力な撥水効果を得られるのが特徴。全く撥水剤を使用していないクルマはもちろん、今回のようなぬりぬりガラコを施工したケースでも撥水効果をより長い期間持続する事が期待できるので、ガラコシリーズで使用するのがオススメだ。3倍程度までうすめても撥水効果に変化は無いとの事だが、純水を使用した製品なので水道水で希釈してしまうとカルキ汚れ防止などの効果が薄れてしまう為、できれば原液で使用したい。

施工と言ってもウォッシャータンクにウォッシャー液を注ぎ込むだけ。パウチタイプなのでゴミも少なく、余った分はキャップをして保管できるので経済的だ。

 

いざ噴射‼ガラコワイパー・ぬりぬりガラコ・ガラコウォッシャーを全て施工しているので、
梅雨の雨対策も万全といったところ。

 ●『ガラコ ミラーコートZERO 』の施工

 雨の日で気になるのはフロントウィンドウの視界だけではない。後方視界、とりわけサイドミラーの撥水はついつい忘れがちなポイント。「サイドミラーはフロントガラスの撥水剤と同じものを使っているよ。」というユーザーの声も多く聞くが、実はこれはかえって視界を悪くしてしまう事も。
というのも、フロントガラスについてはワイパーが、サイドウインドウに関しては走行風が水滴を拭ってくれたり、吹き飛ばしてくれるものだが、ことサイドミラーに関しては風の巻き込みも少なく、水滴が飛んでいくことは稀。つまり一般的な撥水剤を使用すると水滴がいつまでも残り続け、後方視界の邪魔をしてしまう・・・というケースが少なくない。
 こんな悩みを解決できるのが『ガラコ ミラーコートZERO』だ。本製品は目に見えないナノレベルの超微細な連続突起により「ミラーに水滴が一切つかない」状態を維持できるスグレモノだ。


撥水剤をミラーに塗布すると、一見水をはじいて見やすいと思うが水玉が吹き飛ばないので視界が悪くなる。

 

『ガラコ ミラーコートZERO』を施工する。
台紙をマスカー代わりに使用し、一気にスプレーする。

 『ガラコ ミラーコートZERO』の施工は簡単で、ミラーを清掃後、ミラーにスプレーするだけ。ただし指で触ったりしてしまうと撥水効果が無くなってしまうので注意が必要だ。フルサービスのガソリンスタンドなどではミラーを拭かないように依頼しよう。


乾燥中は一度白く濁るが、乾くとクリアになる。施工時の湿度などによって乾燥時間は前後するようだ。

 

乾燥後の様子。これで雨の日でもクリアな視界が確保できる。

 

効果はご覧の通り‼
シャワーで思いっきり水をかけてもミラーには一切水滴が残らない。

 

『ガラコ ミラーコートZERO』はミラーのほか、リアカメラなどにも使用が可能だ。

『ルームピア』シリーズで梅雨時期も爽快ドライブ‼気になる使用感をご紹介。

 ウィンドウの撥水が完了したら是非ソフト99の『ルームピア』シリーズでインテリアのクリーニングもオススメしたい。ジトジトした梅雨時期にインテリアのクリーニングをすると爽やかな気持ちで運転できるばかりか、内窓やミラーの汚れを除去する事によりクリアな視界が得られ、また内窓が曇りにくくなるなど安全運転にもつながるのだ。

●ルームピア 車内のシャンプー

『ルームピア 車内のシャンプー』はエアゾールタイプのルームクリーニング・シャンプーだ。トリガーを引き絞るとモチモチ・濃厚な泡が汚れを包み込み、水性・油性の汚れをサッパリを洗い落としてくれる。シートやダッシュボードはもちろん、天井、シートベルト、フロアマット、さらには内窓・ミラーなどにも使用が可能。車内でタバコを吸っているユーザーはヤニ汚れで視界が悪くなるなどといった事もあるが、本製品を使用するとキレイサッパリと汚れを落とせるため安全運転にもつながるのだ。

ポイントはこのモチモチな濃厚泡。
汚れを包み込み、分解してくれる。

 

シートに直接吹き付けての使用もOK。操作パネルなど飛び散りが心配な場合は
ウエスやスポンジに含ませて使おう。ただし、本革シートへの使用はNGだ。

 

●『ルームピア シボエグゼブラシ』

『ルームピア シボエグゼブラシ』はその名の通り、シボ目の隙間に詰まった汚れを掻き取るのに適したスポンジタイプのブラシだ。ブラシと言っても、高密度で編み込んだ約0.045mmのやわらかな超極細毛で内装が傷ついたりする恐れは無く、(ただし、ピアノブラック仕上げなど光沢面への使用は避けた方が良いだろう)革シボ目に詰まった汚れなどをキレイサッパリ取り除いてくれる。
先に紹介した『ルームピア 車内のシャンプー』との相性は抜群で、車内のシャンプー適量をシボエグゼブラシに取り、軽く力を入れないで汚れを擦るとみるみる汚れが取れるのが気持ちいい。

従来は、このように日焼け止めクリームなどが革シボ目のパーツに付着するとなかなか取り除くのが難しかった。

 

『シボエグゼブラシ』に『車内のシャンプー』を適量含ませ、汚れを掻きだしてゆく。
力を入れなくても車内のシャンプーの洗浄効果で汚れがみるみる取れるのが気持ち良い。

 

汚れの除去が完了した状態。まるで新車に戻ったかのような爽やかさだ。
汚れが除去されることにより、素材本来の色が戻るので車内がパキッとした印象になる。

 ●『ルームピア マドエグゼクロス』

 本稿前半でご紹介したガラス撥水剤とも相性が良いのがこの『ルームピア マドエグゼクロス』だ。本製品の最大の特徴は超高密度で編み込んだ特殊ハイエッジ繊維。内窓に付着した汚れなどを一掃し、クリアな視界を得る事ができる。触ってみるとわかるが、従来のマイクロファイバークロスや一般的な綿タオルとは全く違う触り心地で、水拭きをしても毛残りなどが無い為快適な使い心地だ。


一般的な綿タオルとの比較。もちろん左が『ルームピア マドエグゼクロス』だ。
一目見ただけで糸残りが無い特殊なクロスというのがわかる。

 

カラ拭きはもちろん、ウェットでの使用もOK。
先に紹介した『ルームピア 車内のシャンプー』との相性もバッチリだ。

5.まとめ

 いかがだっただろうか。「ガラス撥水剤と言えばガラコ」という人でもワイパー、ミラー撥水剤などの存在を知らなかったユーザーも多かったのではないだろうか?本稿で紹介したしたようにシリーズで組み合わせて使用する事によって効果をより長く持続させることができ、雨の多い梅雨時期でも安全で快適なドライブが楽しめるようになる。
また、 快適なドライブには車内のクリーニングも欠かせない。是非ガラス撥水剤の「定着待ち」のスキマ時間に車内清掃も済ませ、快適で爽やかなドライブを楽しんで頂きたい。


ソフト99コーポレーションのサイトはこちら

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この記事を書いた人 MOBILA編集部

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