モンスター3pHシリーズは中性、酸性、アルカリ性、鉄粉除去の4つのバリエーションが用意されている。

シャンプー選びの極意は性質の見極めにあり
屋外を走るクルマには様々な汚れが付着している。例えば泥汚れや砂埃、さらに油染みや鳥のフンなどその性質も千差万別である。当然これらの汚れを落とすために使うカーシャンプーも様々なアイテムが用意されているが、実際には汚れの性質に合わせて選択している人は少ないだろう。
例えば風で舞った砂埃や軽度の泥、水アカといった普段の洗車で落ちるレベルの汚れに対応するのが中性シャンプー。コーティング被膜や塗装への攻撃性がなく、気軽に使用できるのがポイントと言える。しかし、この中性シャンプーは攻撃性が少ないだけに、汚れを落とす能力としては物足りなくなることもある。
頑固な汚れは酸性orアルカリ性が効く
頑固な汚れの代表格と言える水アカと虫の死骸を比べてみると、水アカはアルカリ性の汚れで、虫の死骸は酸性の汚れである。本来なら対比する性質のシャンプーを使用するのがセオリーと言えるが、実際には中性シャンプーを利用している人がほとんど。そのため汚れが思い通りに落ちなかったり、油脂が残ってコーティングの被膜が不安定になってしまっていることもある。そこで、改めてカーシャンプーの性質と対応する汚れを見直すことでスッキリとリセットさせることができれば、洗車の満足度はさらにアップするというわけだ。


違いを熟知して汚れを撃退
今回サンプルとして取り上げるのは、プロスタッフから新たに登場した『モンスター』3pHシリーズのカーシャンプー。それぞれ頑固な汚れに特化させるため、中性、酸性、アルカリ性の3つの性質を分けてラインアップ。さらに鉄粉除去に特化したシャンプーも用意することで、ボディに付着するあらゆる汚れを完全リセットしてくれるバリエーションが見どころ。この鉄粉除去シャンプーは、性質を問わず通常のカーシャンプーでは落とすことができないのが、塗装被膜に食い込んだ鉄粉。この鉄粉を除去してくれるのがチオグリコール酸アンモニウムの化学反応で溶かす専用アイテム。ボディコーティイングの仕上がりを左右する下地づくりにも効果が高いだけに、その特徴をしっかりと把握しながら施工するのはおすすめだ。
これらのアイテムをヒントに、汚れとシャンプーの性質の関係を改めておさらいすることが重要なのだ。


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